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  • 2022年03月16日(水)15時40分

レッドデータ(絶滅危惧種)に思いをはせる。

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野生鳥獣ではない。車の四駆だ。
街場から大きめのRV四駆が急激に減ったように思う。ランクル、サファリ、パジェロにサーフ。
つい最近まで結構走っていたような気がするが、札幌ではほとんど見かけなくなった。
元気なのはプラドくらいか・・・。

ディーゼルエンジンのラインナップが制限されたことと車税だな~。
ガソリンエンジンも燃料代がすごいことになってるし、排気量も4000だ5000だとなると3ナンバーで年間67,000円~87,000円とかの税金だ。SDGsの掛け声とともに在来種クロカン四駆で生き残れるのはジムニーだけとなりそうだ。

そんな中で外来種が幅を利かせ始めた・・・。ジープラングラーにメルセデス、ランドローバー。
猟場では見かけないが、街場や通りすがりのオートキャンプ場でよく見かけるようになった。
ヤル気感満載でデコデコのオフロード仕様。ショールームの展示車輌かと思わせる佇まいだったりするがピッカピカでキズひとつ無い眩しい四駆はちょっと違和感がある。市場価格だって700万とか800万で世の中景気が良いんだか悪いんだかわからなくなるようなプライスだ。

だけど在来種も外来種もひっくるめて10年後には内燃機関自体が生産中止となる。絶滅へ向けてカウントダウンだ。積雪寒冷地の四駆事情がどうなるか今から気になるところだ。

  • 2022年03月10日(木)13時44分

ミートハンティングとしての狩猟。

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自分は「食べる」が基本の狩猟をやっている。
個体の獲得、放血と冷却、精肉、保存。そして料理だ。

「食べる」が最終目的なので如何に良い素材として保存できるかが重要だと思っている。
この「良い素材」の獲得は射獲した瞬間の迅速な処理ですべて決まる。
放血と冷却だ。これさえしっかりできればうまい肉が約束される。
翻って言えば放血冷却不十分の肉はどんなに料理の腕があってもどうにもならない。
射獲の銃声は作業スタートの号砲でもある。

写真は鹿肉の食味UPと保存で考えた料理だ。
・塩麹の鹿肉モヤシ炒め。
・鹿肉粕味噌漬けのロースト。
鹿肉は脂がないのでいっくらでも喰える。

今、新たな保存法で「コショウ鹿」を考えている。料理研究家の栗原はるみ考案の「コショウ豚」の鹿版だ。脂肪分のない鹿肉でうまくいくかどうかチャレンジだ。ポトフやシチューの具材として面白いと思っている。

  • 2022年03月01日(火)11時56分

獲って、食べる。今回は「フライ」だ。

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獲ったはいいけど、冷凍庫がいっぱいだ。
それで「食べる。」で積極的な消費に視点を移さなければならなくなった。

油で揚げない「簡単鹿肉フライ」だ。
今回はモモ肉(外モモ)だ。もちろん内モモでもシンタマでもロースでも可。
・モモ肉を幾分厚めに切る。とんかつの厚さ、大きさのイメージだ。
・塩コショウをしっかりする。(+クレージーソルトもいい。)
・小麦粉をつけて卵液に浸し、パセリのみじん切りを混ぜたパン粉をつける。
・アルミフォイルを敷いたオーブントースターに入れバターを乗せる。
・最大熱量で15分。
出来上がりだ!

油で揚げるのももちろんOKだが、大量の油とその処理で作業が多くなるので、この「オーブントースター+バター乗せ仕立て」がお手軽だ。バターの衣と肉喰ってる感で大満足。間違いない。
醤油をかけていただく。バターとの相性がこれまた最高。
飯にも酒にも合う。

注:オーブントースターに敷くアルミフォイルは四辺を少し折って浅めの箱型にするのがコツ。溶けたバターで揚げ焼きとなるし、庫内に落ちると後の掃除が大変だ。時に火がついたりするので要注。

  • 2022年02月25日(金)16時49分

猛烈な低気圧下でラリーがあった・・・。道東壊滅。

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2月19日から23日で北海道横断ラリーが開催された。

ご承知の通り爆弾低気圧の真っただ中だ。
ロジスティクス業務で同行していたが、半世紀以上の北海道人生の中で初めて経験する大荒れの超極悪台風だった。間断のない降雪と積雪を舞い上げる強風にボンネットの先端が見えないホワイトアウト。当然吹き溜まりは風で固く締まり、ランクルの重量と大径タイヤをもってしてもまるで波に翻弄される船の様なピッチングの連続だった。

天気図も生まれて初めて見る北海道にかかる等圧線がなんと7本。風速は平均で37ktだった。
私見だが北海道での等圧線の理解は、「3本で自宅から出るな!」「5本で爆弾低気圧、災害級の大荒れ。」それ以上はこれまで経験がないので比喩しづらいが、多分「核弾頭級低気圧。」が適切かと思う。
ピークは摩周湖周辺だった。その日のビバークは川湯。何とかたどり着いたものの道東一帯は1本の道を除いてすべて通行止めとなった。エントラントが無事到着出来たのは幸いだった。
翌日のラリールートは閉鎖。コマ図も用無しとなった・・。急遽代替地のビバークを確保し緊急避難。なかなかにシビレル展開となった。(エントラントには思い出深いラリーとなったと思う。)

俺も当初は帯広、弟子屈、根室、斜里~の「道東の猟場の下見だなあ~。」と能天気なことを目論んでいたがいきなりの緊急事態となって結構緊張感があった。

道すがら強風ホワイトアウトの中、路外に突っ込んだ一般車3台の車両をレスキューした。
作業で教訓を得た。「ジジイには気を付けよう!」
雪山に突っ込んだ一人のジジイは何にもできないでいた。運転席に座りハンドルを握ったまま宙を見つめるだけだった。スコップもスノーヘルパーも牽引ロープもなく。牽引フックについてもその存在自体知らなかった。車はホンダのFIT。楽勝で引き上げ、と思ったがランクルがスタックしそうになった。「なぜこんなに重い??」でFITを覗くとATシフトがPレンジだった。(心の中で、「さっさと免許証返納せい!」と叫んでいた。さほど遠くない未来の自分への言葉でもある・・な、と吹雪の中で悟った。・・行く道か。考えさせられた。)

  • 2022年02月18日(金)09時54分

スノーシュー。メンテナンスが必要だ。雪山装備の確認はシーズン前に必須だ!

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スノーシューはMSRのデナリを使っている。
購入してから二けたの年数を優に超えている。
先日、今季初登板の出番があったが使用不能だった・・・。ビンディングのラバーバンドが経年劣化でちぎれた。両足計8本のバンドがすべて千切れるか亀裂が入り全く役に立たなかった。(千切れるというよりは素材が硬化して砕けるといった感触。)
昨期は大丈夫だったので、専用ケースにしまいっぱなしで今季確認もせず現場に持ち込んで上記のような羽目になった。

致命的な大失敗の出来事だった・・・。「装備の確認不十分で現場で窮する。」
もしこれが仕事の部下だったり息子だったら多分かなりな叱責をするところだ。
それがいい歳をした自分がこんな大不覚、大失敗をした。心から恥じ入っている・・・。
ゾンメルスキーを常に併用しているので即コンバートして不自由は無かったが、冬山装備の確認不十分は全く言い訳が立たない。大バカ者でありただの愚か者だ!
北海道で生まれ育って冬山に入るのに・・・あー恥ずかし~!自分の人生史から消し去りたい。
これまでの数多くの失敗に加えまた黒歴史がひとつ増えた。
歳を重ねるごとになにか愚かさが積み重なっていくようだ・・・。
「馬齢を重ねる」の意がわかった・・・。
(ゾンメルスキーのビンディングは革で、ミンクオイルを塗布するだけで30年。ほとんど劣化がない。やっぱ昔ながらの天然素材か~。これもまた考えさせられた。スノーシューも革のビンディングにせばいいのにね~。・・これは言い逃れではない。前向きな提案である!エヘン。)

  • 2022年02月14日(月)14時11分

大雪は猟場にもシカの生態にも影響が出てるな~。

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先週は全道レベルの超ドカ雪で猟どころか煙草すら買いに行くのがはばかられた。
それで今週、猟場がどんな感じになってるか見に行ってきた。(とは言いつつ鉄砲持参だ。)
もちろん少しでも積雪が少なそうな太平洋方面だ。当該地は3年振り位か・・。
案の定、札幌近郊の半分くらいの積雪状況だった。それでも結構な量だ。

ありがたいことに朝から出会いがあった。当歳仔の小鹿だ。回収も昼前には済んだので午後の部で近郊に場所を変えて探ってみた。これもありがたいことに午後一でメス(写真)のいいのを授かった。ふと前日の北京五輪のカーリング日本×デンマークが頭をよぎった。最終エンドで3点獲得の勝利。
「日没までまだ時間がある、イケるかビッグエンド!」
・・・ま、結局、ウンなことはなかった。

ちょっと気づいたことがあった、鹿がかたまり始めている。例年なら3月に入ってからの事と思っていたが、、、、付場も例年に比べ幾分下がってきているか? そして仔鹿は仔鹿だけで群れ、雌は雌でのかたまりだった。早くネ!?

餌場も苦労が見受けられた。緩斜面は雪が深いのでかなり急峻な斜面での採餌だ。タランボの樹皮まで喰ってる。(ご存じの通りタランボはトゲトゲの樹皮だ。)
ドカ雪は街場だけでなく鹿の世界でも災害だな。仔鹿は瘦せていた‥春を迎えられる個体は僅少だろう。

  • 2022年02月08日(火)14時03分

札幌 観測統計開始以来最多の降雪。いや~降ったワ。

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とんでもなく降った。札幌に住んで40年。俺にとっても人生で一番降って積もった大雪だった。

この日たまたま息子が家に顔を出した。貸していた車を返しに来たのだが、駐車場の除雪が大仕事だった。
帰る際に送っていった。4㎞位の距離だが3車線あるはずの通りが1車線になっていて且つザックザク、ボッサボサ、ボッコボコの・・路面?雪原?北京五輪のモーグル?そんな感じだった。

送った帰り・・・たった4㎞の間で結構な作業があった。
1,タクシーの救助。
2,雪山の陰で動けなくなったお年寄りの救助。
3,4tトラックの救助。

タクシーは簡単だったが、お年寄りは雪山の陰で完全に動けなかったのでおんぶして車に乗せて自宅まで送った。俺の車はタイヤが大きく車高が4インチ上がっているので除雪が入っていない小路もどんどん入っていけたし、おんぶして乗せる・下ろすも屈まずに楽だった。
4tトラックは想定外だったが、これも大径タイヤのおかげで難なく引き出すことができた。

冬の廃道猟場仕様のランクル60は日頃街中では無用の長物だが、この日に限っては街場で大活躍だった。頼もしかったのは全備3tの車重に315x75x16サイズのタイヤとトレッドだ。ジオランダー072は大雪に効く。トレッドの深さとシーランド比が絶妙だ。大変な一日だったが人助けもできたし勉強にもなった。

  • 2022年02月03日(木)11時06分

日本が世界に誇る食の伝統、「酒粕」「味噌」「塩麴」!

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「保存」「食味向上」「栄養価UP」で抜群のポテンシャルを発揮する日本の魔法の食材だ。

鹿シンタマのいいサイズを切り分けてそれぞれで漬けることとした。
鹿猟従事のご同輩には衆知の料理法かと思うが、改めて「日本の伝統食・健康食」に敬意を表し以下に紹介させていただきたい。

粕味噌
・酒粕と味噌を1:1として酒と味醂を加えて少し緩めの漬け床を作る。

塩麴
・麹に塩とぬるま湯を入れて常温で一週間。(炊飯器で作ると一日。簡単だ。)

粕味噌はサランラップに半量を塗り、鹿肉の切り身を並べる。残った半量を上に塗り空気を抜きながらラップでくるむ。
塩麴はジプロックでもタッパ―でもいい。
冷蔵庫で二晩。あとは焼くだけだ。もちろんミディアムの焼き加減が肝要だ。

粕味噌焼きも塩麴焼きも柔らかく、風味、滋味ともに佳味であること間違いない。保証する!
失敗しようがない料理と云えるだろう。ただ一点、焼き加減は注意しよう。ミディアムレアを狙って出来上がりはミディアム。そんな感じだ。(写真は粕味噌焼きだ。ちょっと焼き過ぎたか。)

ミートハンター。「獲る苦労、料理を考えるゲーム性、誰かと食する楽しみ、そして健康。」シンプルでいい生き方と思う。

  • 2022年01月24日(月)17時34分

認定鳥獣等捕獲事業者 捕獲従事者研修 10時間講習だ。

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年1回、従事者全員に義務付けられている講習だ。発注者との関係や業務計画、安全管理に捕獲態様、分厚い資料集の解説とビデオで時間一杯の講習だ。
区民センターの会議室も朝一から最終閉館ギリギリまで通しで借りっぱなしだ。
受講者も大変だったかと思うが、それ以上に何より事務局と講師が準備に、当日にと大変だったかと思う。心より敬意と感謝を申し上げたい。
「お疲れさまでした!」「そして、ありがとうございました!」

「鉄砲を持つ。」昨今はいろんな手続きや手順が増加する一方だ・・・
「毎年の装弾、実包の管理簿導入。」「散弾、ライフルの更新時技能検定導入。」捕獲従事者には「上級救命資格取得」に、夜間対応者には更に厳しい「技能検定」・・・
米国の全米ライフル協会が日本の取り組みを知ったら多分かなりびっくりするだろうな。

ま、これ以上の規制や運用細則が出来ないようにするためには「安全狩猟」これに尽きる。
「無事故・無違反の徹底。」呪文や念仏ではないことを改めて肝に銘じたい。

  • 2021年12月28日(火)13時37分

外した。 大ショック・・・。

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100mを外した・・・。
ゼロインを100mで採った4,5倍でのスコープでだ。

牡鹿がケツを向けて立ってた。真っ白いケツと後頭部が見えた。
ミートハンターとしてはケツに撃ち込むことは是非避けようと後頭部に照準を合わせた。
何の迷いもなく自信たっぷりにトリガーを落とした。
派手に毛が舞い上がるのが見えた。
「ヤリー。楽勝!いただきー。」で獲物が倒れているであろうポイントに歩を進めた。
・・・「いない??」「なんで??」足元には飛び散り広がった無数の「毛」・・・?
血も引いていない。飛んだ足跡だけが残っていた・・・。

久々にドン底まで落ち込んだ。膝をつきそうになったがかろうじて耐えた。
「鉄砲辞めようかなあ~。」「向いていないんだ。」「才能がないんだ。」「ド下手。」「100mだぜ~。」
あらゆるネガティブな言葉が頭を駆け巡った。挙句の果てには「銃身曲がってんじゃね。」「いやスコープがズレれてるかも。」と道具のせいにし始めたりしていた。
今も引きずっている。立ち直れないでいる。トラウマだ。たぶん一生忘れない一発と思う。

誰かに慰めてもらうしかないが、こんな時にかぎって聖地ススキノは開店休業状態だ・・・。
膝を抱えて暗い部屋で中島みゆきでも聴くしかない。「ファイト」がいいかな。

・・誰かどこかで頭に剃り込みが入った鹿を獲ることがあったらぜひ知らせてほしい・・。少しは立ち直れるかもしれない・・。