記事一覧

  • 2013年10月18日(金)18時35分

10月18日 北海道新聞 朝刊「札幌圏」版

アップロードファイル 134-1.jpgアップロードファイル 134-2.jpgアップロードファイル 134-3.jpg

 「クマはそこにいる」のタイトルで6段抜き、ほとんど一面にわたり「札幌市ヒグマ防除隊」について詳細な記事が上梓された。

 等身大の防除隊が紹介され、従事している隊員の心根まで踏み込んだ熱い記事となっている。

 正直、ありがたい記事だ。これまでも防除に際しては新聞、TV等にて報道されてきたが何かショッキングな取上げ方か、射殺といった無機質で冷淡な内容の報道が多かったように思う。
 今回、取材され記事をまとめられた記者の方は客観的な事実の検証にあわせ特に従事者に注目していただいたようだ。
 
 人の体温が感じられる記事だった。
    ・・・ありがたい。

 駆除は狩猟ではない。しかしながら銃執る者の社会的責務として公益に資する活動がある。好む好まざるに拠らず、ある意味義務である。その義務とは市民を背にした「最前線」であり、そして「最終防衛線」である・・・。

 本編は上中下の3部にわたる連載とのことだ。今後の記事がどのようなものとなるかは解らない。しかし、今日の記事には防除隊各位そして多くのハンターが勇気づけられたものと信ずる。

 街場における野生動物との望まない不幸な出合い・・・。
 どうか、出て来ないことを心から願う。
 

  • 2013年10月17日(木)08時00分

全国的に大荒れの一日だった。寒かった。

アップロードファイル 133-1.jpgアップロードファイル 133-2.jpgアップロードファイル 133-3.jpg

 北海道全域大荒れ!
 峠は軒並み雪景色となり、今朝のニュースでは幹線を含め100箇所以上通行止めだ。札幌も最高気温が7度までしか上がらず氷雨の一日だった。

 そしてこんな日はもちろん「熱々燗」だ!
 会社帰りにいつものBarへ立ち寄った。酒はカップ酒の「秋鹿純米酒 千秋」(別名バンビカップ)。ウマイ酒だ。

 ホンワカしているところに出た!
 ★「エゾシカモモ肉のシチュー。」肉はやわらかく丁寧に炒めたタマネギとカブの風味が効いていて、そして秀逸なのはゴボウと合わせていたことだ。熱燗との相性抜群!(鹿肉と牛蒡は合う!)
 いんや~・・・最高。
 ★「シカレバ・タマネギ炒め。」イタリアンの手法で合わせてみたとのことだ。これもイケル。とてもシンプルだけど素材が出る。こっちはビールの方が合うと思ったけれど、昨日は寒すぎた。

 二品ともあっという間に平らげてしまった。この日のオーナーズスペシャルは寒い日のメニューとしてかなりグッと来た。
 
 先日の祝日(体育の日)に小鹿に恵まれた。次は小鹿料理でバンビカップだ。
 

  • 2013年10月16日(水)11時12分

ヒグマ対策 護衛業務 秋

アップロードファイル 132-1.jpgアップロードファイル 132-2.jpgアップロードファイル 132-3.jpg

 昨日から秋のヒグマ対策として護衛業務が始まった。砂防事業の調査班護衛だ。
 猟友会札幌支部ではヒグマ防除隊内にて十数名が指名され護衛隊として編成されている。

 巡視、警戒とは全く異なり気力、体力、根性の全てが求められる。
 朝9時から日没まで、僅かの昼食時間を除いてほとんど休み無しだ。継続した「藪こぎ能力」が必要であり、急登斜面の直登や風倒木溢れる沢の遡行、一面背丈をを超える熊笹や蔓の斜面の突破力が問われる。

 今回も驚いたのは、依頼主である調査事業者の現場スタッフの登山力の高さだ。毎回彼らの身体能力の高さには敬服させられる。無駄のない足運び、体捌き、そして連日にわたる活動量・・・。
 一つだけ質問させていただいた。「体脂肪率は?」
「9%です。」(即答!)
 ・・・アスリートだ!

  プロの山岳ガイドや陸自レンジャーに転職してもすぐにTOPクラスだろうなあ~と思わせるものがあった。
 そしてもちろん身体能力だけじゃない。正確な地図読み能力と地勢判断。緻密な調査と確実な記録・・・。仕事に対する真摯な姿勢。
 「知・徳・体」の三拍子。
今回も勉強させていただいた。感謝。

  • 2013年10月09日(水)07時31分

初猟の猟果 早速いただきました!

アップロードファイル 131-1.jpgアップロードファイル 131-2.jpgアップロードファイル 131-3.jpg

 日曜日の夕方に獲ってその日の夜に持込んだ獲物が翌日の月曜日、カウンターで早速サーブされた。
 聞くと、日曜日の夜に精肉にして月曜日は店は午後7時からなのに午後2時から店に出て下拵えをしていたとのことだ。う~ん、やるな!こんなに短時間で料理が出るなど全く期待していないところでロースのいい所がサーブされた。(この店は真正のBARだ。しかしジビエ料理のレベルはかなり高く、そして進化し続けている。実に楽しい。)

 ★背ロースのローストアロゼ MIDIUM WELLだ。
 イッヤ~最高に旨かった。わさび醤油がドンピシャリ!
 「塩とコショウで4時間程度肉を締めて、ドリップを拭き取りオリーブオイルで表面を焼き、その後無塩バターでアロゼで仕上げた。」 聞いて書くのは簡単だけどキッチリ手間暇かけた仕事がしてある。そしてカットした肉の厚みが絶妙。ロースの柔らかさを残しながらもジビエの歯ごたえを感じさせて、「肉喰ってる!」の満足感があった。
自分のオス性が少し回復したような感じがする。
 酒は鹿児島の焼酎「伊佐美」をロックでいただいた。
 
 う~ん。今期も良いスタートが切れた。力が漲る。がんばるぞー!

 写真右はレバーだ。現在血抜きの下処理中だ明日あたりから良いんじゃないだろうか・・・。

 (旨いシカ肉にご興味のある貴女!ご一緒にいかがですか~?ご招待いたしますヨ~。オス性を回復しつつ有るワタシが御案内いたします!何も心配要りませんよ~。フフフ。)

 貴男!そこの貴男!男は元気いっぱいでナンボ!狩猟始めてみませんか。「ファイトー!いっぱ~つ!」
  

  • 2013年10月07日(月)09時39分

 H25年度 初出猟

アップロードファイル 130-1.jpgアップロードファイル 130-2.jpgアップロードファイル 130-3.jpg

 昨日。解禁後の初の日曜日、出猟した。今年度の初猟だ。

 思いの外苦戦した一日だった。朝から丹念に山周りしたが山麓周辺は鹿道が薄くそして古い・・・。いったい何処にいるんだ?
 
 山に上がってみても跡は新しいものの薄い。そして出合いは無し・・。夕方近くまでお散歩状態が続いた。多分、「駆除」でボワレてかなり奥に入っているんだろうと思った。今年度は何か苦戦しそうな予感だ。

 夕方近くにやっと出会いがあった。四頭だったがかなり早くから走られた。一頭だけ間に合った。やっぱり「駆除」が影響しているのかと思いを深めた。近ごろは駆除が商売化している。「なんだかなあ~」の思いだ・・・。
・・・初猟。なんとか一頭を頂いた。まるまると太った鹿の子模様の雌だった。山の神様に感謝!   

 今回、車の車検が間に合わなかった。25年物の40万キロ、ランクル。オンボロのため3週間くらいかかっている、そして代わりにハイエースのオートマ四駆を借りた。
 いい!かなりイイ!降雪期の本格的山入りは無理と思うけど、オートマに充実装備の数々、そして広い。メチャクチャ楽だ。今のワンボックタイプは実に快適だった。ただ借り物の街乗りワンボックスでの回収は結構大変だった・・・。ランクルフレームにハイエースボディなんかあったら最高だろうなあ。(副変速機、ウインチ、デフロックが付けば最強だ。)

  • 2013年09月30日(月)10時59分

温故知新 鉄砲足かけ二世紀(128年)

アップロードファイル 129-1.jpgアップロードファイル 129-2.jpgアップロードファイル 129-3.jpg

9月に白石厚別部会と東部会の合同で射撃会が開催された。
射撃の二十一世紀バージョンと十九世紀(128年前)の鉄砲が同時に射場列線に並んだ。(コレだから部会、支部の射撃会はおもしろい。)

 方や最新装備とも思える射撃管理の装備。弾速の測定器が設置され、観的スコープにカメラを取り付けパソコンと連動させ弾速、着弾を表示させその上なんだかいろんなソフトが組み込んであった。

 方や、ナント「村田」だ。浪曲師じゃないぞ「村田銃」だ。明治十八年製。二十八番の真鍮薬莢に黒色火薬、オープンサイトで単発だ。日露戦争どころか日清戦争前の鉄砲だ。確か伊藤博文が総理大臣になった年だ。 実物を初めて見た。
2013年9月現在、現役で発砲可能。射距離50mでしっかり的に弾痕を刻んでいた。
 射手は73歳。猟歴53年。村田を入手してから四十有余年。それはもう歴史だ。

 「村田二十八番」の詳細は別に本HP「こだわりの銃」にあらためてUPしたい。
 
 明治という元号。これまで教科書の中やTVの世界で記号としてしか認識していなかった。今回現役の村田銃の発砲に触れて突然平成から明治がカラダの中で繋がった。新鮮な感動だった。

  • 2013年09月27日(金)14時40分

オータムフェスト 「阿寒やきとり丼」 OK !!

アップロードファイル 128-1.jpgアップロードファイル 128-2.jpgアップロードファイル 128-3.jpg

 イベント終了まであと3日。そんなギリちょんで出向いてみた。もちろん目的は「鹿」だ。
どんな料理で、どんな味付けなのか気になって、ワクワク感いっぱいで3品にトライしてみた。 

 鹿獲りハンターとしての率直な感想だ。
「阿寒やきとり丼」(写真中央)が一番素直な料理だった。素朴に旨い!そしてシンプルさに100点!
 炙った串肉にタレ、それと串カツにソース&カラシ。飯の上には、そぼろ。いや~楽しめた。売り子のオネーチャンが「やきとり、と謳っていますが鹿肉ですけどイイですか?」の一言が楽しかった。

 他二品も悪くはなかったけれど・・・。「プレミア丼」(写真左)のカレー風味のデミグラスソースは確かに旨かった、だけど筋張った肉(確かに鹿肉だった)は噛みきれず難儀した。煮込むか、叩くか、カットするか、して欲しかったな・・。
 挽肉とピーマンのなんとか(写真右)も上品で味付けは旨いんだけど、なんの肉だか解らなかった・・。鹿肉としての存在感がほしかったなあ~。

 今回、アイスバインを逃してしまった。いつか試してみたい。
 
 オータムフェストは29日までだ。エゾ鹿肉おもしろい。是非お試しいただきたい。

  • 2013年09月25日(水)16時22分

札幌に「オータムフェスト」という食の大イベントがある。 エゾシカもあるでヨ!

アップロードファイル 127-1.jpgアップロードファイル 127-2.jpgアップロードファイル 127-3.jpg

 北海道中の旨いモンが、9月の札幌大通りに集結する大イベントだ。海に山に里に、全道の飲食店が地元の特産品をひっさげて社運をかけて出店してくる。詳しくは→http://www.sapporo-autumnfest.jp/

 猟友会のグルメレポーター「SKBを持つ女、改めサベージの女」が突撃した。もちろん鹿肉メニューが目的だ。
 【レポート】
 札幌でやっているオータムフェスト。鹿肉メニューはどれもイチ推しです!
毎週土曜日に札幌に行くので毎回大通会場に行っていますが、鹿肉の処理・料理が一頃に比べかなりレベルアップしていて一般の方にも食べやすい肉の味になってきてるのを感じました。

鹿肉のアイスバイン、(これはビールが進むと思います!写真左)新得、上田精肉店の鹿スペアリブ、モモ串。黒島レストランの鹿肉ステーキ、プレミアム鹿丼(写真中央)。

どれもこれも美味しいと思いました。
鹿肉の味が淡白な感じなので、きっとメスのお肉かなーーって思っています。
一昔前の「クサイ、固い、マズイ」は微塵も感じません!

*事務局:レポート絶賛である。今月29日までの開催だ。残すところあと4日。ハンターとしてはなんとか試食せねばならん!と思っている。高速のサービスエリアの鹿メニューも今月いっぱいだ・・・。忙しい月末となりそうだ。
 

  • 2013年09月20日(金)17時48分

「H25年度 鹿猟入林説明会」  国有林&道有林 by 行政 

アップロードファイル 126-1.jpgアップロードファイル 126-2.jpgアップロードファイル 126-3.jpg

 部会の説明会ではない。部会説明会を開催する前の行政による説明会だ。「出席しないと入林を認めん。」くらいの上から目線いっぱいの説明会だった。初めて参加してみた。平日の13:30からだ。しかも清田区で!勤め人の参加はほぼ不可能だ・・。

 上座に驚いた!森林管理署本局に各地管理署、北海道庁に各地振興局。警察まで来てそれはそれは大所帯で恐れ多い。ハンターも各部会幹部が勢揃いだ。
 そして行われた説明会。それはなんと「ただの配付資料の読み聞かせ。」だった。(本当に配付資料をただ読んだだけ。)
 正直言って馬鹿らしいことこの上ない!コピーして郵送して「読んどけ!」で事足りることに膨大なエネルギーを消費し、させている。あきれた。行政お得意の「僕、仕事っぽい事しました。」だ。もし民間企業の会議だったら炎上間違いなしだ!5~6人の首が飛ぶか、良くて出向だ。(タミヤ電気や根室レベルじゃないぞ、国後だ!)

 それでもせっかくだったので森林管理局相手に最後の質疑応答で発言させてもらった。
Q,「配付資料の銃猟禁止・発砲禁止・狩猟禁止の発意は森林管理局の所管か?銃猟・狩猟に関しては環境省の所管と考えるし、発砲に関しては警察の管轄ではないのか?禁止の法的根拠を示せ!」

Q「,銃所持、狩猟の許可者への許可に関する制度・仕組みに対し森林管理局がどの程度理解しているのか確認したい。我々は銃所持、狩猟に関し国により許可された者である。許可者である。」

Q,「許可者に対する入林禁止の法的根拠は何か」

Q,「行政行為、処分としての入林禁止は一方的で狩猟者への偏見と差別が感じられる。権利の侵害であるし、ハンターへの不利益処分を直ちに撤回してもらいたい。また、造材、伐採業者には4月から9月までの期間を譲る。その代わり狩猟解禁時期の10月から3月までは狩猟者に開放すべし!」

以上4点について森林管理局側からは何一つ真っ当な回答を得られなかった。後日の面会の約束を取り付け納めた。近く森林管理局と道に出向くつもりだ。(一国民、一ハンターとしての立ち位置で行く!本当だったら道猟友会が組織的に動いて欲しい・・・。)

  • 2013年09月13日(金)19時09分

 解禁まであと半月とちょっとダ。・・・だけど許せん森林管理局、北海道!

アップロードファイル 125-1.jpgアップロードファイル 125-2.jpgアップロードファイル 125-3.jpg

 北海道はイイ!
 年の半分がOPEN SEASON!だ。しかも頭数制限も緩やかでオス、メス両方が狙える。
世界的に見てこんな猟場を持つ国はまず無い。北海道最高-!

 だが、しかし・・・・裏があった。国有林も道有林も林道にごっついゲート作って鍵かけて、入林禁止だ。
 「鹿が増えて困ってる。」と北海道も森林管理局も口を揃えて宣うが実はウソだ。猟場へ行ったら「狩猟禁止」「発砲禁止」「銃猟禁止」あげくに「入林禁止」の立て看板だ。その上、エゾシカ農林業被害の原因は「猟友会の高齢化とハンターの減少!」とか言ってハンターのせいにしている。行政は実は鹿を税金で守り、飼ってる。
 行政の二枚舌もココまでくると道民に対する裏切りを超えて犯罪と思う。

 エゾシカによる農林業被害、鉄道事故、自動車事故はもはやエゾシカのせいではない。行政による無作為の作為の結果だ。人災だ。被害の請求書は森林管理局と北海道エゾシカ対策課へ送ってもらいたい。
 (一狩猟者としても、今年はもう黙ってないからな!)