後期高齢者!? 老人ホーム!? 特養!? デイケア!?
それらに全く縁の無い、御歳85歳現役ハンターが、我が「白石厚別部会」には所属しています。
10月の共同猟で現役振りをいかんなく発揮して下さいました。ミスター狩猟。阪神金本越えです。
目・耳・足・腰・そして肉に酒!現役バリバリです。そこらへんの割りばしみたいな小僧なんかはブッチギリです。
テレビなんかのレポーターで物の分からない小娘がよくお年寄りに「おじいちゃん、御元気ですね~。」と、なめた口を利くのがいる。確かに世の中にはヨレヨレのお年寄りがいるのも事実だ。しかし猟友会員はほとんどが24時間現役ダ!
『40,50は鼻垂れ小僧。60,70働き盛り。90で迎えが来たならば「まだまだ早い!」と追い返し、男盛りは100から100からー!』 猟友会、朝からみんな元気です。
豊かな第2の人生、健康で楽しみたいならキーワードは「狩猟。」始めてみませんか?
今期、部会一発目の共同猟が開催されました。鴨猟です。日曜日の早朝集合の為、土曜日午後から猟場に集まってジンギスカンに鹿肉料理、氷下魚、ワイン、清酒、バーボンと大いに愉しい時間でした。
肝心な日曜日の共同猟は・・・。ふるいませんでした。
土曜日に撃ちすぎたのかもしれません。
3時間ほどで猟を終了しぽかぽか陽気の中、午前中はお茶の時間となりました。ゆっくりとした時間、のんびりとした時間を同好の仲間と共にすごしました。最高のティータイムです。猟果にかかわらず贅沢なひと時でした。
ご一緒しませんか? いつでも大歓迎です!
今期も10月1日から解禁でしたが、今年はあいにく月曜とのこともあり6日(土)、7日(日)で今年度初出猟といった方も多かったのではと拝察します。
自分もそんな一人でした。
猟場への道すがら、夜明け前から道路際、畑に群れてました。気分もぐっと盛り上がろうというものです。
ありがたいことに早朝からエイトポイントの牡に恵まれ、のんびり解体し早めの昼食としました。朝昼兼用の弁当でしたが最高のお天気の下、湯を沸かしあったかい味噌汁に紅茶付きで本当にゆっくりとしたブランチとなりました。
山でこんな昼食を取る事が出来るのも狩猟のおかげです。
夕刻、牝一頭にも恵まれました。今期上々のすべり出しです。良いシーズンとなることを願い山を後にしました。
(今朝は体中が筋肉痛で起き上がれませんでした。普段使わない筋肉総動員のツケですね。ちょっと情けない朝でした。)
鹿肉が肯定的に、そして魅力あるものとして広報されることはハンターとしてなんか嬉しいものです。しかも道新朝刊(発行部数120万部)です。10月5日(金)「生活面」切り抜きしておきましょう。(念のため記事全文は会員限定ページのファイルで保存しておきます。)
簡単レシピではフードプロデューサー青山氏の「湯煎」のワザが紹介されています。自分にとっては目からうろこでした。
そして栄養学的には釧路短大岡本准教授の「鉄分6倍・脂質80分の1~15分の1。」(鹿肉と和牛対比)
これは奥様、娘さんから間違いなく支持されるでしょう。玄関先では三つ指ついてお見送りとお迎えが期待できます。記事を大伸ばしでコピーして茶の間に張っておきましょう!
鹿肉うまいです!そして食材として化けます。めんどくさがらずに放血。冷却。熟成。しっかりやってまいりたいものです。
(写真中央は白石厚別部会宮崎氏の渾身のロースハムです。スパイスとハーブががっちり効いた下拵えの手間がうかがえる最高のハムでした。ワイルドターキー8年で頂きました。宮崎さ~ん、今期も期待していま~す!)
自ら獲る!細心のバラし。こだわりの下拵え。渾身の加工と料理!狩猟は最高です!
北海道も解禁を迎えいい季節になりましたね。お隣ロシアも自然の恵みがいっぱいの季節です。
秋はやっぱり収穫の時期。お国は違ってもやってることはおんなじです。
「猟」はもっぱら鳥猟と羆。沿海州方面では赤鹿と猪なんかも盛んです。
「漁」のほうは夏はカラフトマス、秋口は鮭です。日本とちょっと違うのは市民に「流し網」が許されていることです。ライセンス料を払えば6mの流し網が許可されます。土日は家族総出で完全防水で海に立ち込んで鮭漁です。うらやましい!
そして、ロシア人がなにより大好きなのが「きのこ狩り。」こちらも週末は家族総出で山入りです。沢山採って酢漬け、塩漬けの瓶詰にして冬の楽しみになっています。
豊かな秋は心が弾みますね。
昨日までロシアの山の中にいました。もちろん狩猟ではありません。仕事です。ザンネン。
ただ、そこでロシアのハンターに出会いました。なんかうれしくて話しかけました。
「こんちは!何獲ってんの~?」
「リャフチクだ~!(エゾ山鳥:蝦夷雷鳥)」
「獲れた~?」
「朝から二羽だな!それよりあんたどっから来たの?」
「日本だ!」
「ここへ、日本から~!?・・・」
「俺も日本で猟してるんだ~。鉄砲と弾見せてもらってもいい?」
「おおー。いいぞ。銃はロシアのイジュ社16番単身元折だ。装弾は16番3号で手詰めだ。リャフチクにはこれが一番だな!熊対策でスラグも持っているけど16番じゃここらあたりじゃ気休めだな。あんたも出会ったら逃げたほうがいいぞ。」
「ありがとうー。気をつけるよ。じゃあね~。」
こんな感じでした。
世界中、同好の士はなんか気さくな感じでいいもんだなと思いました。
札幌支部でも狩猟者登録証の引き渡しが始まっています。登録証、鳥獣保護区等位置図が配布されています。
今年注目は、同時に配布されます「日猟会報」(大日本猟友会発行)です。是非ともご一読ください。
大日本やる気です。3ページを読むと法的に政治的に具体的な動きをとりつつあります。
9ページでは政治家から言質をとってます。
そして16ページではさらに具体的な要望骨子がまとめられています。
銃所持環境、狩猟環境に何か良い風が吹きそうです。大きな期待を寄せていきましょう。
日猟会報16Pの「狩猟制度に関する要望」は保存版と考えます。会員限定ページに全文をスキャンしてUPしてまいります。
タイトルに惹かれて購入しました。著者(飯田辰彦氏)はなんか環境問題が好きそうでハンターとは別の話もだいぶ盛り込まれていますが、主人公の片桐さんの話は面白い!料理屋のオーナー板さんなのでジビエの獲得から料理までが実に興味深い。
ハンターの視点。料理人の視点から猟と漁の両方が楽しめる。
鴨肉に油塩や、罠で四足仕留めて屠殺と血抜き。刺身にローストに鍋。この料理屋さんには一度行ってみたいなと思わせます。(静岡だけど・・・。)
ベテランハンターならすでに御存じの「沙弥靴底縫工業所」(通称:しゃみ靴店)
いい仕事です。完璧です。これぞ本物の職人の店です。
戦後すぐに初代が店を始め今年で創業67年。現在は二代目さんが後を継ぎ、確かな技術と職人の仕事がしっかり継承され、更に時代に合わせてレベルアップ。極めの域です。(機械もスゴイ。昭和8年製に33年製、ドイツ製まである。全部現役)
この店にたどり着くまでずいぶん遠回りしました。ラジオやTVで紹介された店に行って大事なブーツが使いモンにならなくなったり、お気に入りが別モンになっちゃたり、と残念な経験をしてきましたが、もう心配ない!
しゃみ靴店!いい仕事です!
写真のブーツはリーガル正規店で購入する時に「ソールの張り替えはできません。」と言われてました。(全く気になりませんでした。俺には「しゃみ」がある。)同じブーツ2足持っていますが、2足ともしゃみさんで張り替えました。
ここしばらくは仕事用も狩猟用も新品の靴買っていません。これからも必要なさそうです。お気に入りを永く使って行けそうです。
沙弥靴底縫工業所
060-0063 札幌市中央区南3西7-7
011-241-0031
(職人さんから一言、「持ってくるときはちょっとだけブラシ掛けてから持ってきてねえ~。」)
本業の出張で8月に2度ほど行ってきました。
本当の手つかずの自然を堪能してきました。
もっとハッキリ言えば「ほったらかしの大自然!」「手が出せない大自然。」が正しい表現かもしれません。
移動途上にまた鳥屋を見かけました。
スゴイのはその鳥屋の射界が細長い水路を挟んですべて国道に向かっているんです。それも一つ二つではなくてたくさん並んでいるんです。国道からの距離は直線で70m~80m。解禁時期は危なくて車運転できません。時期ならさながらトーチカですね。
ワイルドだぜえ~。
街場で銃砲店を覘いてみました。日本では見かけなくなった「12番紙薬莢」が売ってます。そして弾帯が安い!オール革製でも\2,500位から。
ガンロッカーや装弾ロッカーなんかも分厚い鉄板でゴツイのが売ってました。
夏、蝦夷雷鳥と羆が濃いシーズンです!今度は休暇で行きたいなあ~。