味も食感も抜群だ。下処理に手間もかからず、料理もしやすく、シンプルに仕上げるにはベストな部位と思う。
素材自体に臭みは全くなく、独特の歯ざわりは上等なハム!と言っていいかもしれない。
酒肴として秀逸の逸品と思う。誰が料理してもまずは失敗しない。
≪ハツのソテー バター醤油味≫
下処理:開いて脂、筋、硬いところをきれいに取り除く(ほとんど手間いらず)。
一回分量を切り出す。(だいたい縦割り4分割)塩・コショウをまんべんなく擦り込んでラップでくるんで冷蔵庫へ。1日でも1週間でもいいと思う。多少のドリップが出るのでキッチンペーパーでふき取る。
1.フライパンを温め、バターを溶かす。
2.ハツの切り身を入れて弱火で全面ソテー。コショウを振る。
(火の通し過ぎに注意!焼きすぎると固くなる。ミディアム狙いだ。)
3.焼き上がり直前に醤油を振る。出来上がり!!
(ほとんどキューピー3分クッキングだ。)
監修:Bar Trash 謎のオーナー
実にシンプル。そしてうまい。塩コショウで食してよし!山わさびでよし!山わさびがなければ普通のわさび醤油で全く構わない。
酒はNIKKA フロムザバレルを試してみたが、どんな酒でも合うと思った。
酒も選ばず、薬味も選ばない。ハズさない一品だ。お試しいただきたい。
料理の素材としては使いづらい(めんどくさい)前脚。これが絶品の一椀となって出た。
鹿のうまみだけが凝縮した味噌仕立てつみれ鹿汁。うまかった~!「これ、本当にシカか?」と尋ねてしまったほどに実に上品な出来上がりだった。
野生も野趣も全く感じさせない「うま味」だけがくっきりと浮かび上がる滋味深~い味と言えばいいだろうか・・・。
基本となるレシピを教えてもらった。
素材はエゾシカの前脚。
1、鹿肉をフードプロセッサーでミンチにする。(コツ:脂は完全除去)
2、包丁でみじん切りにしたショウガとネギを用意する。
3、絹ごし豆腐をよく水切りする(水切りが重要)
4、上記1,2,3をボウルに入れて少量の片栗粉と醤油・味噌を加えて練る。
=タネの完成。=
5、鍋に分量の湯を沸かし、タネをスプーンですくって形にして投入。
6、アクが出るので、とにかく根気よくアクと脂取りをする。(←重要)
7、鍋に白菜・きのこ・ネギ・人参を入れる。
8、ひと煮立ちしたら、出汁入り味噌を溶いて出来上がり!
*土鍋で作るとそのまま「土鍋鹿汁」となり、大人数で楽しめる。
*ゴボウを入れると全く違う野点風味豊かな野趣満点のひと鍋に変化する。
*タネを練るときに胡麻油入れると中華風。ラー油やコチュジャンにキムチで韓国風となる。
*洋風も可能だ。味噌仕立てではなくシカ骨でフォンを取ってタネにオリーブオイルを加えコショウとハーブソルトで仕上げる。玉ねぎやジャガイモでポトフとなる。
(女性向け、子供向け、年寄り向け、酒飲み向けと多くのバリエーションが可能なメニューである。首肉やバラ肉でもいいよー。)以上 監修Bar Trash 謎のオーナー
・・・今期も街場に在って、猟場の風を感じられる時間が得られそうだ。
ごっつあんです!
日曜日、出猟できた。猟場は今期初の氷点下、-2度。いい感じになってきた。
日の出と同時に沢筋の猟場へと入る。そして何ともありがたい即の出会い!朝6時前だ。それもうれしい一本仔君との出会いだった。外しようがない50mだったと思う。
「ネック ショッ~ト!」できれいにいただくことができた。
回収に行くと更なる幸運があった。なんと「一本仔のガ二さん」だった。
(エゾシカ肉に等級があるとしたなら、第5位オス成獣。第4位メス成獣。第3位オス・メス小鹿。第2位一本仔君。堂々第1位一本仔ガ二さん。そんな感じだろうか・・。諸説あると思う。)
一本仔というのはオスの1歳で、枝分かれしていない小さな角を持つ成獣前の鹿だ。
そしてガ二さんというのは、一本仔でありながらも角の先がほんのわずかに二股になりかけているオスジカのことだ。(ガ二の由来は多分カニの爪をイメージしたものだろう。)
朝一番で獲物が手に入るとその日一日、気持ちがとても穏やかになる。殺気が消えて「もう本日のノルマ一頭いただきました~。ありがとうございま~す。」だ。
そうすると時にいいことがある。オスの良い角持った奴との出会いだ。
沢を回り込んだ出会いがしらだった。こちらが気付く前に走られたが、乾坤一擲の一声で止まる。混み合った樹林の間に隠れるようにしてこちらをうかがっている。かろうじてネックが見える。100m程だったかと思うがこちらもスコープ4倍だ。苦も無く「ネック ショッ~ト!」でいただいた。ありがたいことである。
そして、この牡からお土産をいただいてしまった・・・。回収は足場の悪いところだった。ムリな体勢で引こうとした瞬間。あまりの重さにビクともせず、それが全部腰に来た。
なんとか解体して回収したが、自宅に戻った時には一人で車から降りられなかった・・。
「山の神様ごめんなさい。朝っぱらからガ二さんでちょっと調子に乗りました・・・・。」
今、湿布とサポーターでしのいでいる。今度の週末出猟できるかなあ~・・・。
(翌日、ガ二さんをいただいた。ヒレカツ・たたき・ロティだ。どれも最高だった!腰とは関係なしに気持ちだけは次週の猟場へ飛んでいた。)
初猟での一本仔が上等なひと皿となってBarカウンターに出された。
料理法はソテーだ。
エゾ鹿一本仔「内フィレ肉のソテー、山わさび添え。」
酒は宮崎の芋焼酎「日向 あくがれ」
自分で獲った獲物を会社帰りに立ち寄るBarで一杯やりながらおいしくいただける。
・・これはかなり幸せなことではないだろうか・・。
このBarでは毎回、部位によっていろんな料理法が採用され意欲的な一皿としてサーブされる。時に挑戦的な試みもある。だけど、ま~ハズさない!!毎回その工夫や試みには唸るばかりだ。
そしてベストな酒を求めてボトルキープが増える・・。一番多かったときはウイスキー数種・各種バーボン・各地乙類焼酎・各国ウオトカ・アジアンスピリッツ・そしてポワールなんかがいっぺんに入っていた・・・。ワインと日本酒、ビールはもっきりだ。禁猟期はボトルが減り、解禁と同時に増える。そんなことの繰り返しだ。(もちろん今期はNIKKA系のボトルが増えそうだ。竹鶴シリーズとフロムザバレルだな。)
うまい料理に美味い酒。これだけで人生の半分は間違いなく幸せだ。
そして料理の材料が自前のジビエとなれば、人生の3分の2は大HAPPYだ!
「何? まだ狩猟を始めていない!?」
「なぜ?」
メールでやり取りしている今年度の札幌支部新人さんが居る。初出猟で猟果があったと簡単な報告があった。ピンときた!これは多くの新人さんにいい動機付けとなるかも、で「レポート頂戴!」となった。すぐに詳報が来た。以下お付き合い願いたい。
======================================
「解禁 鴨猟顛末記」 コードネーム:ひげドン猟師
年明けの初心者講習会から長い道のりであったが、待ちに待った猟師デビューの日がついに来た。解禁日には銃砲店で声をかけてくださった方と鴨猟に行く予定であったが、その方が急に亡くなられてしまい正直かなり困っていた。岩内方面に行くことは知っていたので、一人で出猟する覚悟を決めて、解禁前の週末に溜池捜しに行った。ここで鴨に姿を見られると一発で逃げられることを学ぶ。
解禁日の前夜、現地に入り鴨がたくさんいた池に行き、持参したダンボールを偽装して隠れる場所を作った。日の出直後にカルガモを空気銃で撃つが、逃げられた。しばらく待つと、小鴨がやってきたので2発当てたがバイタルパートに入らなかったらしくこれも逃げられた。待ち伏せの狙いは良いが、やはり初心者である(汗)散弾銃の発砲音が方々で響く。
待ち伏せをこれ以上続けても無意味なので、人が入っていない溜池を探す。散弾銃では撃てない池を発見。竹藪の中から池の中をそっとのぞくとカルガモがたくさんいる。一番大きい鴨に狙いをつけて空気銃を発砲。2発で転がる。藪漕ぎをして回収に成功!デビュー戦でとれたのは実にラッキーであった。手早く内臓を抜き、水洗いしてからクーラーボックスで冷やす。
その後、歩き回ってまだ人の入っていない別の池を見つける。その時は鴨の数が多かったので、空気銃を散弾銃に持ち替えて勝負。ものすごい藪に囲まれた池で他にハンターがいる可能性が無かったので、池に浮かぶ大きなマガモを直接撃つ。直撃したものの、距離があったためか気絶しただけでしばらくたつと泳ぎだした。止め矢を放つが、水面上の鴨は硬い。鴨がこちらに流れて来たので持参した7m伸びる網で回収を試みるがとどかなかった。鴨キャッチャーを車にとりに行って戻ると鴨の姿はすでに無かった。半矢にしてしまい、鴨には申し訳ない事をした。
家に戻り、早速風呂場でカルガモを処理する。鳥の解体はやったことが無かったので、背中にはほとんど肉がついていない無い事を初めて知った。当たり前だが、魚とは全く構造が違う(笑)数日成熟させた方が美味しいかもしれないと思ったが、初の獲物を食べたい思いが勝つ。ガラで出汁を取り、鴨鍋を作る。レバー、砂肝、心臓、胃は塩焼きにした。子供たちもレバー、砂肝、心臓は喜んで食べたが、鴨鍋の身の方は「肉なのにレバーみたい」と言ってあまり食べない。この事態はある程度予想しており、子供用に鶏肉を入れておいたのは正解だった。フランス料理を作る技量は無いので血抜きは完璧にやったと思う…頸動脈切ろうとしたら皮が厚くて首とれたし(汗)。昔、魚屋で買って食べたイルカ(スナメリ)の味に似ている事を思い出した。子供達はあまり食べてくれないことが分かったので、次回は大人用のとびきり辛いカレーに使おうと思う。むちゃくちゃ美味しいに違いない。恐らく肉の味を味わうため大きく切ったのが敗因なので、薄く切り鴨南蛮、すき焼きで再チャレンジしてみようと思う。そのためには出猟せねば!
最後に、今回は正直出来すぎのデビュー戦だったと思う。次回からは「①空気銃はバイタルパートに確実に当てる、②飛んだ鴨を散弾銃で落とす…クレー射撃のスコアーを見るとストレートでも確率1/2程度。弾数で勝負しかあるまい、③迅速に回収する」を課題にして励もう。頭を使い、体を使い、怪しい格好をして野山を這いずり回る狩猟は実に楽しい。
==================================
管理人;「獲った。バラした。食べさせた。」で素晴らしいレポート頂戴しました。
今後も成長の記録として、時折投稿お願いしたい!ひげドン猟師さんありがとー。
解禁後の初日曜日。なんとか出猟できた。(仕事はてんこ盛りだったけど、そんなことはもうどうでもいい!)
真っ暗いうちに起きだしてお湯を沸かす。コーヒーをおとす。お湯はポットに、コーヒーは大振りマグにたっぷり入れる。前日の会社帰りに買った半額のサンドウイッチと月見バーガーに辛子マヨネーズを大盛りトッピングしてザックに入れる。前夜に用意した弁当とカップヌードルをポットと一緒にトートバッグに放り込む。(ひとつひとつの決まった手順が楽しい。)コーヒーのマグを車のカップホルダーに挿し込んだら、準備OKだ。
家人は皆寝てる。隣近所もそうだ、新聞配達だってまだ動いていない。自分だけが動きだしている。なんだかお得感いっぱいだ。エンジン音を絞りながら住宅街を抜ける。いつものルートに乗せてからアクセルをちょっと踏み込む。夜明け前の空のグラデーションがいい。写真のようにフロントガラスに広がる。
「早起きは三文の得」どころではない5割増しのお得感がある。
日の出05:33に合わせて現地入りした。気温は4度、薄曇り。(そんなことも、どうでもいい!)とにかく鉄砲持って山入りできた。うれしい。半年間土曜も日曜も無く仕事ばかりだったが、やっと帰ってきた。もう気分は「オレの居場所だー。」だ!
朝一番から出会いに恵まれた。願ってもない牡の一本仔だ。ありがたい。今期初の授かりものだ、丁寧に解体し沢に運んで冷した。沢水の水温はそれほど下がっていない・・。この時期は仕方がないか・・。
朝食は半額サンドウイッチと月見バーガーに冷めたコーヒー。抜群にうまい!
午前中、一通り山回りするも出会いなし。だけど気分は最高だ。昼食に弁当喰ってこれまた大満足!今期もいいスタートが切れた。山の神様に感謝!!
狩猟始めてみませんか?
日頃何でもないことが実は「お得感いっぱい」と気づくことが結構ある。幸せ度がUPして人生楽しくなる。そして心身共に健康だー!
(厚生労働省あたりでハンターに補助金でないかな~?)
白厚部会の若手に「鳥猟」の投稿をお願いした。
すると実に楽しそうで、且つうまそうな写真が原稿とともに送られてきた。
(なんだか、訳もなく「クッソー!いじめてやる。」の気持ちが沸き起こった・・・。)
============================================
私の狩猟は主に「鳥猟。」特にエゾライチョウ猟に興味があります。猟とは言っても実際には「鉄砲持った。山でのハイキング」です。
山を歩いているとシカやキツネや色々な小鳥と出会います。
小鳥の中には人に対して警戒心の薄いものもいて手を伸ばせば届くほど近くに寄ってきて素敵な鳴き声を聞かせてくれることもあります。
運よく獲物にありついて山の中で羽を毟っていると好奇心旺盛なリスが足元まで寄ってくることもあります。
必至になって雷鳥笛を吹いて沢筋を苦労して遡行してもなかなか出会いはなく、あきらめてとぼとぼ山を下っているような時に突然足元から飛び立ったりするのがエゾライチョウ猟かなと最近思い始めました・・・。
これから始められようとする方に一言。
「獲物を獲ることはひとまず置いておいて、まずは肩の力を抜いて山歩きを楽しむことから考えればその日の猟はとても有意義なものになると思います。山を楽しむことで自然と猟果もついてくると思いますよ。」
(蛇足ですが、エゾライチョウのローストは鳥料理の王様です!最高に美味い!フフフ。)
白厚部会所属;コードネーム「デカい奴」
============================================
事務局;白厚部会は今後若手に「年貢」を課す上納制度を検討する!
部会役員会を早急に開催せねばなるまい!(エゾライチョウで純米吟醸~♪)
10月1日。今年度の解禁日だ!多分多くの猟友が朝から鴨猟、シカ猟の初猟に臨んでいるはずだ。
自分はこの日護衛だった・・・・。
朝3時起きは初猟では珍しくない。しかし護衛業務での3時起きは重たいものがあった。
猟期とはいえ「解禁だから熊OK!」とはならない。許可捕獲と従事者証を携帯しての護衛業務では極力発砲せず追い払いが第一の選択肢となる。この辺が狩猟とは異なる部分だ。
気持ちは解禁。だけど護衛。ちょっと複雑な山入りだった。
春先にも行った開発局の環境アセスの調査業務秋バージョンだった。静音が求められるので熊側に忌避を促せない。出会いがあるとしたら、「出会いがしらの一触即発」それでも第一選択は追い払い。(頭の中ではもう妄想がいっぱいだ。)そんな時にいきなり「ドドドドー」とホロ打つ奴が現れる。わかっていても即座にボルトに手が行く・・・。(ビビりだな~と思う)。
今回は西のベテラン「副隊長」とご一緒させていただいた。射場や電話でのやり取りでいつも一緒のような気がしていたがお初の組み合わせだった。
イカツイ風貌とは裏腹に、細かい作業に秀でた技術屋さんだ。前回射場でお会いした時は手作りライフルレストの妙に感動したが、今回は手作りの蛮刀(マシェト)を拝見させていただいた。「傑作!!」素材・刀身・鞘・デザイン・バランス。そして切れ味は最高。
近く本HP「こだわりの装備」でご紹介したい。
う~ん、勉強になる!護衛はいい!(解禁前なら・・。)
解禁まで10日を切った。
・・・税金払った。保険も入った。狩猟者登録も終えた。無許可譲受ももらった。
さあ、気持ちはすでに猟野だ。
しか~し、肝心なスコープ調整をやっておかないとせっかくの出会いがあってもボンズになりかねない。
そこで、部会の射撃会だ。「会」とは言っても競技会ではない。各自のスコープ調整と出猟直前の肩慣らしを目的としたものだ。
みんないろんな鉄砲をもってくる。ライフルとスラッグ銃だがレバー、ポンプ、ボルト、自動・・・カタログでしか見たことのないような銃や、カタログでも見たことの無い銃が登場したりしている。弾も30-30、08、06、300系に12番や20番。スラグ銃身はハーフライフリングやシリンダーだ。サボットスラグにライフルドスラグと実に面白い。(これで410番あたりが登場すれば揃い踏みだ。)
今回、白厚部会では20名近い参加者があった。東部会との合同だったが東も12名の方が参加していた。
他部会の新人さんも混じって来ていた。(もちろん歓迎だ!)教習射撃以外で撃つのは今日が初!といった新人さんだ。ベテランがつきっきりで指導していた。わずかの時間で弾着をまとめていた。やっぱり指導者だなあ~。(指導者は全国三連覇の白石Y岡さんだった。さもありなん。)
鉄砲始めてみないかい!? 一人じゃないよ! 射撃会も共猟もある。若い新人さんもあれば、定年退職してからの新人さんもたくさん居る。女性だっている。男はみんなイケメン揃いだし、女性は美人ばかりだ!
=入会。お待ちしている!=
がんび・ガンビ・樺皮・・・ 最高の着火剤だ。
獲ることも、使うこともなくなってどのくらいになるのだろうか・・・。
自分が物心ついたときには暖房の主力は薪ストーブ。火をつけるときはマッチと新聞紙だった。すぐに石炭ストーブに変わりこれもマッチと新聞で火をつけていた。そして昭和40年代には「文化たきつけ」なるものの登場で新聞着火もなくなった。今ではFF石油ストーブ、ボタン一つでタイマー点火だ。自分の経験の中でもガンビの必要性は日常に無かった・・・。
だけど「ガンビ」を何故か知っている?? どこで?いつ? 不思議だ。
使ったこともある。山で予定外の野営で、たき火の時に使った・・。
日常生活でのガンビのリアルな体験者はいったい幾つ位の方なのだろう。
道東農家出身の昭和一桁生まれ、親父に聞いてみた。
「農家には稲わらが沢山あったからわざわざ獲りに行くようなことはなかったな。だけど、見かけたら獲っていたな~。」
「お前がとったのは表皮だ!その下の鬼皮を取らんと駄目だ。表皮だけだと火持ちが悪くて湿った薪だと火が点かん。表皮+鬼皮をシッカリ天日乾燥させて小分けにして畳んで稲わらで縛っておくと良い。マッチ一本ですぐに火が点いて火力もでかい。濡れた薪でもすぐ火が点く。」
平成生まれの息子に見せた。
「なんだ?それ?」「着火剤?」「なんに使うの?」「薪に火をつける?なぜ?」
・・・順当な答だ。考えてみれば息子にとっての火はガスコンロの火だ。ダイヤル回して得るものだ。煙草を吸わない息子はライターにもマッチにも縁がない。
人類はもしかしたら自分を含め退化し始めているのかもしれない・・・。
(写真右;ロシアのロッジの暖炉だ。組み上げた薪の下にガンビが差し込んであった。もちろんマッチ一本で一発着火だ!ロシア極東はまだまだ大丈夫そうだ。日本は危うい!)
ガンビ一枚でかなり考えさせられた秋の一日だった・・・。