スネ肉がいい!
料理法は限られるが、ヒレ、ロースを超えるポテンシャルを持っている。
「スネ肉チャーシュー」だ。圧力鍋さえあれば誰でも簡単に絶品料理がすぐ作れる。
スネは1頭から4本とれる。腱や筋の多いところだがそのままでいい。
・圧力鍋にスネ4本。酒と水を同量でかぶるくらいに注ぎ点火。蓋のバルブから蒸気が上がったら20分炊く。
・一旦火を止めて煮汁を捨て、食べやすい大きさにカットする。その後再度圧力鍋にカットしたスネと酒・水・みりん・生姜・砂糖を入れて炊く。時間は同じく蒸気が上がってから20分。
火を止めてそのままほったらかし。圧力が下がった頃が出来上がりだ。
肉はほろほろで、腱も筋もトロトロだ。肉は歯が要らないくらいのほどける食感。腱、筋のねっとり感は豚の角煮に匹敵する。コツは「生姜」。針生姜でもスライスでもいい。たっぷり入れよう。
芋焼酎が合う。4分6のお湯割りを添えて極楽だ!
もちろん飯にも合う。和がらし、柚子胡椒、粗挽き胡椒、七味なんかと相性がいい。
毎年のことだが10月の中旬までの鹿猟は藪も木々の葉も煩くて各位もご苦労のことと思う。
10月下旬で何とか視程も射界も少し広くなったかな、といった感じだ。
そんなんで昔は10月は鴨猟。11月から鹿猟。が合理的な組み立てだった。
ただ「高病原性鳥インフルエンザ」が流行り始めてから、このルーティンが維持できなくなった。・・・いつのころからだったかな・・・鴨猟からかなり遠ざかっている。
ま、当時鹿猟が10月1日解禁となったので気持ち的には鳥猟より大物猟へ向かうモチベーションの方が断然デカいので当然鴨はおろそかになってしまった・・・
カミさんからは時々「年越しそばには鴨がいいなあ~」とか言われるが、聞こえないふりをしてもっぱら鹿となる。
鹿猟これから視程も射界もどんどん良くなる。一雪入れば見通しはもちろん、コントラストも明瞭になる。
今期も昨年並のいいペースでスタートできている。豊猟に期待大だ。
シンクがデカくて良かった。
猟果は「枝肉にして精肉、部位ごとで冷凍庫。」の手順だがその精肉過程で作業場として必要不可欠なのが流し台「シンク」だ。
家を建てる時に全く気にもしていなかったシンクの大きさだったが、今から思えばたまたまだったがデカいシンクで今更ながらに本当に良かったと何者かに感謝したい気持ちだ。
広く、深く、ステンレスで横幅100㎝奥行40㎝だ。作業しやすく、掃除も楽で快適環境。(昭和のオッサンの子供時分はタイルやコンクリとかがあったなあ・・・)
これから家を建てる予定の若い衆に言っておく。「シンクはデカく、そしてできればディスポーザー付き。」なんかにすると最高だ。奥方には「君のために快適なキッチンを考えた。」で夫婦円満も間違いない。あくまで「君のために~」だ。間違っても除骨、筋引き、精肉は禁句だ。
出来てしまえばこっちのモンである。
猟に精肉はつきものである。良好な作業環境を確保しよう。
委託加工にも世界経済の動向が色濃く影響し始めた。
自分が鉄砲始めたころはソーセージで確かkgあたり800円か850円位だったような気がする。
これまでも折に触れ値上がりがあったが、ついにkgあたりクラコウソーセージが1,400円。スモークハムで1,500円になってしまった・・。
「気軽に委託加工~。」ではなくなった。「気合と覚悟が求められる決断!」による発注となる。(しかし財源の裏付けはない。家庭内総生産は純減の一途だ。)
だけどチャーリーハウスの加工は上手い。旨い。美味いんだよね~。特にスモークハムは佳味(神)と言って間違いない。
世界情勢の激変・・・コロナ(●国発)、ウクライナ戦争(ロ●ア発)。ロクデナシ国家のせいで猟環境も激変だ。燃料に弾に火薬、加工品にまでおよぶ値上がり。腹が立ってしゃーない!
マグマ大使でもスーパージェッターでもハクション大魔王でもいい。ならず者を丸ごとガミラス星あたりに引っ越しさせて欲しい。(あ、大魔神とジャイアントロボを忘れていた。よろしくお願いしたい。)
厳めしい、そして耳馴染みのない業務名だが、昨今需要が急増している。
建設、建築、環境系の作業に付帯する業務だ。
調査員や作業員の山間部での活動において熊害(ユウガイ)対策としてハンターが同行し安全確保を図ることを目的している。
対象地は当然ヒグマが居ることが想定される山間部だ。
測地・測量、降雨計のメンテ、生物生息調査・・・クマが出そうだ・出た。に対応する活動だ。
山間部の活動は結構な登山力を要する。特に降雨関連の水位系設備は急斜面の登下降がお約束だ。斜度45度や50度とかある。まるで「嫌がらせか?」と思うほどの場所にある。四つん這いで登ったりフィックスロープだったりで鉄砲が邪魔になってしょうがない。置いてくるわけにもいかず恨めしい。
これまでは各地猟友会が対応していた業務だが高齢化と共に地方の会員減で昨今は「認定鳥獣捕獲等事業者(北海道登録)」の登録事業者が担任するようになっている。法人格(NPO等)があることも発注者にとっては利便性があり、また有償事業の点でもわかりやすい発注と請負で支持されている。
ヒグマは増える一方だ「護衛業務」ますますハンターに求められる活動となっている。
日本の発酵技術は世界一だ。
酒粕に味噌。「保存に、食味向上に、更なる栄養価UPに。」で天下無敵だ。
前年度の猟果を漬け込み冷凍しておいた外モモだ。
解凍して切って叩いてフライパンだ。庭で今が盛りの大葉を集め、多めに合わせてちょっとのソテー。
いや~絶品。酒でも飯でも相手を選ばない。冷めてもうまいので弁当にも適。
コツは叩きだ。
カットしてから包丁の背で満遍なく叩いてからソテーすると仕上がりが柔らかで大変食べやすい。火の通りも早い。
油はサラダ油、オリーブオイル、バター。なんでもいいが都度変えてみると食材は同じでも別物料理となるのが楽しい。
「粕味噌」。簡単だ!
酒粕と味噌を合わせ、酒とか味醂をちょっと入れてユルくしてブロックに塗ってラップする。少しのサラダ油を入れてもいい。
後はジプロックに入れて冷凍だ。誰でもできる。
酒粕も味噌も麹だ。麹を発見し食に持ち込んだ先人に感謝だ。
勲一等旭日大綬章かノーベル化学賞クラスの偉業と思う。古くは中国起源らしいが日本で独自に発展し「麹」→「ニホンコウジカビ」→「糀」で国に「国菌」として指定されてるとのことだ。
ありがたいことである。姿勢を正して調理に臨みたい。
PTOのオイルシールから漏油だ。ウインチ使っているからなあ~。経年劣化もあるか~。
37万kmで2度目の交換だ。
主治医の定山渓オートに持ち込んだ。1時間の作業だった。
リフトで上げるので下回りをつぶさに見ることが出来る。「見たくない物」や「見なかったことにしよう。」が結構あって、今後通院、入院の頻度が高まりそうだ・・・。
アンダーカバーを外しての作業だったので、ついでに日頃手の入らないフロントダブルカルダンのグリスアップもやった。人で言えばグルコサミンかコンドロイチンといったところか。
・・・ボンネットも開けてみた。やばい所見が出た。燃料噴射ポンプからアクセルユニット周りで燃料油のにじみだ・・。今すぐどうこうといったことではないが、ほっといてよくなるものではないのでいずれ治療が必要となる。多分リビルトユニットの移植手術だ。治療費は高額となる部位だ。残念ながら高額療養費制度は無い。症状が悪化しないよう祈りながら騙しだましで付き合っていければと思っている。・・・まるで人と一緒だな。昨今の社会問題の一つ「老老介護」がここにもあったか・・・。
猟に車は欠かせない。健康診断と適切な治療は肝要だ。
…考えてみたら昭和の車の話だ。令和にあって参考にはならんか…ご海容あれ。
コーヒーが大好きで欠かせない毎日を送っている。自宅でも会社でも、出張先でも、車でも。
インスタント、レギュラーを問わない。
もちろん猟に出る朝、コーヒーメーカーから保温マグにたっぷり入れて車に乗る。猟場でも車両移動中のカップホルダーにはいつもコーヒーだ。
・・・ネスカフェエクセラの値段が爆上がりだ。もうインスタントだとかお手軽、とか言えない値段だ。高級嗜好品となってしまった。コスパで比較するとレギュラーコーヒーを超えてると思う。インスタントではゴールドブレンドや香味焙煎、昔はユーバンやマキシムも好きだった。マックスウェルは酸味が強く苦手だった。
ネスカフェクラシックは手頃な価格だけど、東南アジアチックな風味でちょっと煮詰まった味っぽい。
そんなんで最近はレギュラーコーヒーの個包装ドリップパックにシフトした。
セブンイレブンの商品がいい。安くてウマイ!一杯分@30円だ。
酸味が無く、コクと苦味が良い!(1パック8gで300㏄落とすと好みの味だ。)
猟場ではず~とインスタントだったが、やっぱレギュラーはウマイな。ちょっと手間がかかるがその価値はある。齢を重ね少しは市場価格にも敏感となり口も肥えたか。今更ながらの慧眼だ。
仕事で十勝に出向いた。
シカが出た。親子の2頭だ。
車の前を悠々と横切って、走るわけでもなく逃げるわけでもなく親子そろって僅か10mほどの木立のところまでスキップの様なステップで歩いていた。馬術のパッサージュを見るようだった。
いや~、優雅だった。焦らず、急がず上品な歩様だった。
そして木立の陰で恥ずかしそうな佇まいでの立ち姿。何とも言えず柔らかで優美。
むか~し昔の和服の「大和撫子」みたいで気品があった。
(今、撫子(なでしこ)は荒々しく猛々しい意味に代わってしまった。サッカーとソフトボールのせいだ。)
解禁前に鉄砲を持たずにシカと対面すると猟期とは全く違う感じ方がする。獲物ではない何か別の存在だ。アドレナリンではなくセロトニンと言えばいいだろうか・・・。
長年猟をすることで自分の感受性の変化が自覚できるようになった。オモシロイ!
ま、9月も下旬となればアドレナリンの季節だ。一気にハンターモードとなるが春、夏の一時期に違う見方ができるのは楽しい。
そして十勝は良い。自然の懐が深く雄大だ。(日高も好きだが峻嶮でちょっと苛烈感がある。)
今年の解禁は十勝だな。
今や政令指定都市「札幌」の中央区に出没するようになった。
余りに出没件数が多くて日常となりつつある。鹿の方が珍しくて報道の取り扱いも主役が交代しつつあるようだ。
羆。新聞やテレビで目にするうちはまだいいが、日の本最強の野生動物である。子連れの雌や、繁殖期のあぶれた雄なんかは最恐と言っていいだろう。絶対丸腰で出会いたくない。
個体数が増加傾向だ。
・・・4月から9月の間で山入りする時はやっぱちょっと緊張感がある。
鉄砲が持参できない時の対策は苦肉の策だ。
・ホイッスル。 ストームホイッスルとGIホイッスル。大音量や警戒音タイプが適だ。
・クマスプレー。 カウンターアソルトとか云うが唐辛子スプレーだ。射程距離が6mとかなので使う場面を想定できない・・・。(注釈に「風向を見定めよう。」とあるが、そんなことできるかー!)
・鉈。 こっちは射程距離80㎝とかなので完全に白兵戦だ。絶対に使いたくない!(研究者によると最低八寸、出来れば九寸が推奨とのことで生存率が高いことが証明されている。・・だけど試したくはないな。)
ハンターの間では他に轟音玉(動物駆逐用煙火)やラジオ、ペットボトルなんかの鳴り物に効果があるとして採用している者がある。だけど登山者に人気の「鈴」は居ないな~。(子熊の好奇心を刺激するのではないか、の理由からだ。子熊にはもれなく母ぐまがセットだ。)
秘密兵器。北海道神宮の「お守り」は自分的には実績充分だ。「神頼み。」お勧めしたい。