日本の三大洋食の一つ、コロッケ。起源はフランス料理だそうだ。そこにこれまたフレンチの王道ジビエが加わった。ここにフレンチ極まれり!
例のBarの常連。「謎の店外料理人」ノリちゃん作だ。カリッとサクッとホクホクで、ほどけるような鹿肉の食感。しあわせ~~♪。
自然と笑みが出る・・・。
だけど、これは卑怯だ。
100点満点以外の点数をつけようがない。日本人として、道産子として、昭和人として、ハンターとしてのその心の琴線を狙い撃ちにしている一品だ。
ウマイとか美味しいとかそんな言葉の世界の外にある一発を喰らった。
完全にやられた・・・・
コロッケの中に甘辛いシカ肉の煮込みがドンと入っている。まわりはホクホクの道産ジャガイモだ。このジャガイモにも何か技が入っているようだ。ズシンとくる存在感が半端ない。衣は薄くパン粉がきめ細かい・・・主婦の手作りレベルなんかじゃない!
残念なことにノリちゃんは主婦だ。家庭人である。そしてご主人とは先般名刺交換なんかもさせていただき頭では分かっているんだが、しかし、胃袋が主張している。「天才鹿肉料理人を私物化する悪者・・・。」と・・・
う~ん、なんとかしてノリちゃんを北海道の財産として登録し、Barのオーナーともども鹿肉のなんかの公共事業に活用できないものだろうか!?
世界に打って出られる北海道の貴重な人的資源だ。
先にUPした海外メディアのエゾシカハンティング取材。無事全ての取材が完了し、札幌で打ち上げをやった。
その際に土産の一つとしてエゾシカ角ナイフを全員に贈った。
ビックリするほどの大感激をしてくれた。想定外の喜びようだった。
ロシアではナイフ(刀剣類)が特別な意味を持つそうだ。主には男性向けだが、出世した方への祝賀品として、そして功績を残された方への記念品として贈られる習慣があるとのこと。もちろん実用品としてのナイフはアウトドアフィールドへ出かける際、男の100%標準装備としてこだわりの逸品が必ず持参される。
今回贈った鹿角ナイフは100%エゾシカだ。グリップとブレードは角。目打ちは骨。シースは革。編紐はアキレス腱を乾して解して編んだ物だ。
ロシア人は100%天然素材や完全手作りのフレーズにことのほか弱い、特段の価値を見出す。そして「北海道在住アイヌ人猟師の手作り!」で完全ノックアウトだ。
製作者は平取のアイヌ人猟師「門別徳司(モンベツアツシ)」だ。
「銃一丁腕一本。猟師で生きる。」と決めたアイヌの血を引く若手猟師だ。
作られたナイフからは誠実さが伝わってくる。北海道が世界に向けて発信する魅力は観光施設や食だけでなく、新たに「人」だなと思わされた。
(エゾシカ角ナイフ。北海道土産としてかなりの偏差値が期待できる。今流行の6次産業だ。北海道経済の牽引役となり得るにチガイない!)
冬の北海道の取材を目的にロシアのマスメディアが来道した。
道北各地を取材する中で彼等が興味を持ったのが留萌のエゾシカハンティングだった。
留萌では体験型観光として「エゾシカ猟同行体験」がプログラムされている。
観光協会系HPに堂々登場している。
ガイドハンティングではなく、普通の観光客向けプログラムだ。 取材クルーも「これはエキサイティングでしょ!」で、体験取材となった。
ハンター同行で、朝早くから猟場に出向いて鹿の探索と射獲。解体。そしてBBQ。
もちろん天候に左右されるプログラムであり、猟があるかどうかはその時の運だ。
体験型観光としてはかなり難しいプログラムと思うが、留萌はヤル!
海外メディアがやってくるという事で地元NHKもその様子を取材に来た。
自分が知る限り、エゾシカ猟に海外メディアが注目したことはないのではと思う。
北海道のエゾシカ猟がインターナショナルデビューだ!
取材風景(メイキング)はNHKで取材していたが、放映は見合されたようだ・・・「国稀酒造訪問」になっていた・・・
・・・発砲と解体がやっぱり放映を躊躇させたか・・・。
海外メディアの取材画像は二次使用許可を得たので、いずれどこかのHP上でUPの予定だ。
留萌のコーディネーターは、「フィール・ド・るもい」
詳細は以下URL「るもい体験NAVI」に詳しい。
http://rumoifan.net/taiken/p_02/47ru_shikaken.html
車を酷使している。「せざるを得ない。」の表現が適切かもしれない。
仕事で海外に持ち出し極悪路を行き、解禁中は猟野で酷道をひた走り。渡渉、藪漕ぎ、倒木突破は日常茶飯事だ。
古い四駆のおかげで何とか乗り続けられている。今どきの四駆は便利なのだろうけど耐久性と現地での整備性に疑問があって気分的にちょっと敬遠気味だ。
同じタイプを3台乗り継いでいる。乗継というよりはニコイチ(2台を1台に)三コイチ(3台を1台に)だ。中には40万km乗ったのもある。
壊れては直し、壊しては直しの連続だ。
先日、ステアリングスタビのブラケットが千切れた。ぶら下がり状態・・・
アフターマーケットの部品で、本体は耐久性があるがブラケットがちゃっちい。この製品の欠陥だ。今回で3回目だ。さすがにもう部品を頼むのがばからしくなった。
そこで、考えた。「そうだ!補強だ!溶接だ!」 で、例の定山渓の奥ダ!
脱着含めて僅かに1時間。本体より分厚い補強板が入った。塗装まで完璧。見るからに頑丈!多分車の寿命以上の耐久性と思う。(そして安価。部品代の半分~♪)
車を、どこでどんな使い方をするか完全に理解したうえでの整備だ。抜群の安心感だ。
こういう整備屋が少なくなった・・・。
二年目の今シーズン、順調に失敗を重ねております。これを糧に腕を上げたい所です。
~~~失敗談~~~
その1 肝心なものを・・・なんてこった。
この日は朝早く家を出発し猟場に入った。明け方の獲物をしとめる予定。
林道に車を停めて準備にかかる。
「あれ?あれ??ボルトが無~い!?」
普段ボルトを外して保管しているためか、うっかりしていた。
ボルトの無い銃は水鉄砲にもならず、ぶん殴る棒にしかならない。あきらめて帰る。
その2 バレバレのお見通し・・・背後を取られる。
以前、見通しの効く崖の上から覗き込むと、下の平地に鹿が遊んでいるのを見かけた。そこがその時期の溜まり場と考えて、がけの上で待ち伏せして鹿が集まってきた所を一網打尽しようと企んだ。
防寒着を着こみ崖の上で張り込むこと30分。ところが私の20m後ろで警戒声一発。牝ご一行が通過していった。藪ヤブで撃てず。
その3 接近し過ぎ・・・そして逆襲。
鹿を探しながら瘠せ尾根を進む。下斜面を時々覗きこむ。何度目かで眼下15mで笹を喰ってる牡牝ご一行様を視認。群れはたくさんで動いているので私の音が気にならない様子。大き目のメスに的を絞り狙う。スコープからはみ出すほどの鹿の顔。そしてまさかの失中。(射距離僅か15m。藪のせい??)。ここからが大変だった。近距離での大発砲音に鹿達が大混乱。四方八方に逃げまどい私に向かってくる鹿もあった。ギリギリで避けることができたが、やられていたら反対側の斜面に落っこちていただろう。あんな至近距離で向かってくる奴があるとは・・全く撃てなかった・・。
今期は調子よく5頭の猟果をあげられている。まだ目標の半分だ。これからも安全狩猟で猟期を楽しみたい。
写真左:指差しの平地にたまる獲物を狙っていたのだが
写真中:尾根の裏側の急斜面
写真右:肉の写真 まぁまぁ上手くさばけるようになってきたか??
~~~管理人~~~
投稿ありがとうー。肉のバラしいいしょ!肉屋で行けるよ!
平取で開催されたWSだ。地元の30代のハンターが中心になってエゾシカの有効活用とアイヌ文化発信を目的にしたものだった。どんな内容か気になって出向いてみた。
参加してみてビックリポンだ。起案・企画・運営ともに熟慮されたWSで、事前準備も抜かりなく素晴らしいものだった。
僅か人口5,300人の町で全国へ向けての発信力を持ち、事業を成功裏に収めた力は見事だ。ひとえに「人材力」との印象だ。
スタッフは奥さん、子供を巻き込んで組織化され、事業も「そこに有るもの」を利用した自己完結性の高いプログラムであり無理も無駄もなく、それでいてその土地ならではの魅力に満ちたものだった。
リーダーのモンちゃんは「平取に住む。そしてアイヌ民族の血をひく者。」としての矜持にあふれ、立ち居振る舞いは謙虚で、実直さと誠実さがいっぱいで実にかっこよかった。アイデンティティーが確立した男は姿がイイ! そして職業が『専業猟師』には驚いた。ハンターじゃない。猟師だ。なまらカッコいい。(奥さんがまたイイ。元気で明るく肚が決まった感じで正に猟師の妻!だ。)
運営スタッフも地元の若手にその家族。千葉県出身者あり青森出身者他有で実に北海道的なチーム編成だったかと思う。全員が30代であることにこれからに希望大だ。
アイヌ博物館にボーンナイフ制作、昼食は鹿汁。夕食はロッジで鹿BBQにモモ肉解体体験。新聞社もNHKも来ていた・・・。
おそらく参加者全員が楽しんだWSだったと思う。
ハンターの未来は明るい!
https://www.facebook.com/matagicamp/
今年もよい新年が迎えられた。やっぱり三段重はいい。正月気分が盛り上がる。
歳前にいつものBARに収めたシカ肉がおせち料理となって帰ってきた。我が家では「鹿の大いなる回帰」と言っている。年末31日に届けられた。
一の重
・モモ肉のロースト ミディアムウエルダン
・背ロースのロースト ミディアムウエルダン
・ハツ、内ヒレ、首肉の三種。サンバルソース仕立て
二の重
・シカ肉のアイリッシュシチュー 黒ビールベース。(贅沢にもギネスだ。)
三の重
・鍋用シカ肉つみれ(長ネギ、ショウガ、他薬味タップリ。)
どれをとっても完璧。正月から笑いが止まらない。
ローストはわさび醤油・カラシ醤油・生姜醤油でいただく。全く違う味わいだ。
アイリッシュシチューのルーは別瓶でも用意されて、たっぷりかけていただく。とてつもなくうまい!
サンバルソースの大人の味はエキゾチックだ。信じられないくらい美味い!
つみれは薬味タップリで、蕎麦でよし。雑煮でよし。鍋でよし。焼いてよし。で最高に旨い!
カミさんを筆頭に家族全員、親族からも「ウマイ!」は、かなり嬉しい。
自分が料理したわけじゃないけれど、獲物を獲るオスとして心の奥から原始的な悦びが湧き上がる。
狩猟は人生を間違いなく豊かにしてくれる。そして大いなる趣味人(鹿肉料理研究家)との出会いは狩猟に更なる深みを与えてくれた。(KAZUKIありがとー!深謝)
新しい生き方の発見や出会いがある。そこの貴方!始めてみないか?
平成二十八年 あけましておめでとうございます。
猟友各位におかれましては年始を猟野で迎えられた方も少なくなかったであろうと拝察します。猟果はいかがだったでしょうか。
さて、部会としてなによりと考えますは今猟期が「無事故・無違反」で推移し新しい年がむかえられた事。何物にも代えられないよろこばしいことと思っております。
新しい歳が明けました。猟期はまだまだ続きます。各位の豊猟と安全、そして無事故を心から願い有意義な一年でありますことを祈念します。
本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
白石厚別部会 役員一同
政治や経済の話ではない。
夜が明るくなったなあ~だ。
ここ最近は夕間詰めでの出会いが増えた。そして牡ばかり。おかげで下山も帰宅もずいぶん遅くなっている。
獲物に恵まれることはありがたい。ただ、夕間詰めでの牡の回収は車に戻ると毎度真っ暗だ。山での日没は街場の倍くらい早いように感じる。そしてその暗さも100倍くらい濃いように思う。森の中は星明りが届かず、漆黒の闇だ。
そんな猟場の闇から街場に出ると、いや~明るいなあ~と実感する。眩しいほどだ。
子供の時分は田舎暮らしで街灯が少なかった。その分、星が多かった。天の川なんか見られていた。札幌に住んでずいぶん経つが星を見ることが無くなった。その代り大通りのホワイトイルミネーションだ。ススキノも相変わらず目がくらむほどのネオンだ。(口悪い友人は言う。眩むのはネオンにじゃねえだろう~!?)
猟場では自然の暗さが圧倒的だ。漆黒の闇、原始の闇を体感できる。今となってはなかなかに贅沢な体験かと思う。たまにはいかがかな?
(あくる平成28年。「街場の闇」も「社会の闇」も願い下げだ。よい年になることを願いたい。)
ロシア極東だ。
12月の初旬だというのに湖はすでに結氷していた。
氷は見るからに薄そうだったが、そこはそれロシア人だ。多くの家族連れや友人同士が氷上に広がり釣りを楽しんでいた。12月はチカ釣りだ。結構な漁果の様だ。
週末の楽しみであり、中にはビジネスとしての俄か漁師も現れて市場で売ったりなんかしている。
この釣りも1月になると湖ではなく海になる。対象魚種も流氷上ではキュウリ魚釣りだ。
20年前、天候急変から流氷上で大量遭難があった。猛吹雪のホワイトアウトによるものだ。
10年前には釣り人数百人乗せたまま流氷が大きく沖合に移動し国家非常事態省の救難ヘリが出動。ピストン輸送で全員を回収するなんていうこともあった。
そして今回の出張中も新聞にやっぱりの記事が出ていた。「●▲✕湖。チカ釣りで氷上乗り入れ、車3台水没。回収不能。乗員は皆無事。」・・・やってくれるぜロシア人!だ。感服つかまつる。
だけど、今年も何事もなかったかのようにチカ釣りもキュウリ魚釣りもシーズン終了まで続く。
・・・日本だったらどうだろう・・・すぐに釣り禁止、立ち入り禁止、道路封鎖だろうと思う。
ロシアは違う。「気を付けて行け!なんかあったら言え!めんどくさいけど助けに行ってやる。」だ。 つくづく大人の国だなと思う。
北海道は猟場の道有林がほとんどゲートで封鎖されている。決まってあるのが「この先、危険につき立ち入り禁止。」だ。ま~行政も幼稚だ。だけどその幼稚さを生み出しているのも日本国民だ。山の中で「落石だ落木だ。怪我した!責任者出てこい。」こんな幼稚な国民だものマスコミも行政もそのレベルにならざるを得ない・・・。
「ケガと弁当は自分持ち!」の大原則が壊れて久しい・・残念でならない。