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  • 2014年08月05日(火)06時19分

お隣、極東ロシアのハンティングロッジ紹介第3弾

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 山火事跡を背景に、ひっそりと佇むナイスなハンティングロッジだ。
ロシア極東の北緯52度。山の中というよりは「タイガ」と言ったほうがぴったりと来る。

 いつ、だれが作ったものかは地元のモンにもはっきりとは分からないようだ。「昔からあった。」だ。
原則だれが使ってもいい! ロシアにはこの手の小屋やロッジが結構ある。手作りで、温かみがあり使いやすい。川が近く、風がかわせ、燃料に困らず、長期滞在にも耐えられる造りであり立地だ。

 本当に落ち着く・・・。五つ星のシティホテルもリゾートも絶対にかなわない圧倒的な存在感と頼もしさ、そして頼りがいがある。

 猟場としては羆のエリアだ。そして罠猟がいい。ミンク、カワウソ、テン、タヌキなんかだ。釣り場としては時期によるけれどもサクラマスに始まりカラフトマス、アメマス、イトウだ。ひと山越えればパイクもいる。米、味噌、塩、醤油さえがあれば一年でも暮らせそうだ。(だけど冬は氷点下45度を下回る・・・・。やっぱり雪が来る前までだな・・・。)

 灯油ランプに薪ストーブ。じゃがいもと白身魚のムニエルで夕餉。ほんの少しのウオトカ、つまみはサラミとキュウリ。も~うー最高だ!(白身の魚種は言えない・・・。) 

 携帯も、メールもWifiもない。
人間の生活はこの程度で十分じゃないだろうか。
 

  • 2014年07月16日(水)16時36分

うれしいコラムが上梓された!!

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今年3月に開催されたフォーラム「狩猟の魅力」の報告が月刊(隔月)ナイフマガジン誌上で紹介された。今月発売となっている8月号だ。

執筆は、フォーラムのパネルディスカッションのメインパネリストであった中條高明氏。

掲載は、氏が十数年担当されている当該誌の企画コラム「ハンティングパーフェクション」。
コラム割り当て紙面全面をもって詳報として紹介いただいている。
ありがたいことに、当該フォーラム開催を大変高くご評価いただいた。

素人の手作りで至らないことばかりであったと反省点の多いフォーラムであったが、大ベテランで本格派リアルハンターの大先輩からご評価いただけたことは実行委にとってとても勇気づけられた。
この場をもってフォーラムにご参画いただいたこと、あらためて深く感謝申し上げたい。

 月刊ナイフマガジンは毎号拝読させていただいている。しかしながら実はナイフについてはあまり読んでいない。(出版社さんごめんなさい。)目的は中條氏のコラムだ。「ハンティングパーフェクション」のために購入している。

 ハンティングの楽しさ、厳しさ、技術、気合といった本当に文章にしづらい世界を、大変わかりやすく、丁寧にそして簡潔に纏められていて且つ理路整然とした表現には毎回唸ってしまう。(前回フォーラムでご挨拶をさせていただいた折、是非一冊の本にまとめていただきたいと要望申し上げた・・。実現されることを期待したい。)

 ベテランハンターで表現の手段や技術を持っている方は大変稀有だ。北海道在住で中央に注目され、その期待に応え、今も着々と実績を積み上げられていることに敬意を表したい。中條さん。ありがとうございました。これからもご健康で、そしてますますのご活躍をご祈念申し上げております。(実行委一同)

  • 2014年06月25日(水)17時45分

大学の院生と話した・・・。

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縁があって大学院の院生と話す機会があった。何やら「生物多様性に絡む論文がどうしたこうしたで狩猟者の話が聞きたい。」がきっかけだった。
研究室での話ということだったので、ビールとつまみを差し入れた。つまみはシカ肉ソーセージをフレンチのパロンブで焼いてもらい、他にジビエをいろいろと入れてもらった。
「ジビエオードブルでビール。」結構贅沢な差し入れとなった。まっ、ムッサイおっさんの話につきあうことになるんだから飲まなきゃ聞いてられんだろう。とも思ってのことだ。担当教官の教授もご一緒いただき、飲みながらつまみながらで楽しい時間だった。

何を話したかもう覚えていない・・・。
だけど一点だけ覚えている。
「大学院出たらどうするんだ?」
「北海道で自給自足みたいな暮らしがしたい。卒業と同時に!多分やると思う。」
「おいおい、国立大学なんだから税金も入っている。そこはまず何とか環境省か林野、農林系の官僚やってくれよ。警察庁でもいいな。狩猟環境の改善とか銃所持環境の改善に取り組んでくれよ!」
教授も「そうだ、そうだ、官僚やった後でもスローライフはできるぞ!」
「いや!官僚には興味がない!道東に行こうかと思っている。」
・・・こんなやり取りがあった。

大学院出て自給自足かあ~・・・もちろんいいことで羨ましい。(自分もやりたい。)、だけど、ご両親の落胆はいかばかりか・・・。そんなところに想いがいってしまう・・。
自分もあと10年若ければ、「おー、実にいいことだ頑張れ!」だったと思う。最近は歳を取ったのかもしれない・・・
「もしかすると自分の生き方が守りに回っているか!?」と思いはじめた。若いもんの一言で老いを気づかされた・・・。やばいヤバイ。

こんな場をセッティングしてくれたのは猟友会所属の院生だった。仕事を持ちながら大学院に通っている。前向きで若い!
 
よーし!俺も若く行くゾ。今度はクラブで女子大生との合コンをセッティングしてもらおう。ヨロシク!

  • 2014年06月19日(木)06時42分

本真モンの技術屋(車屋)を見つけた!

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最近は車もよくなり、故障しなくなった。そしてユーザーの考え方も「古くなれば買い替え。」が主流だ。
車両関係の工場や修理工場に出向くのも車検の時くらいかと思う。そして不具合があれば即「アッセンブリ交換」といったかなり合理的な手法で短時間で仕上がってくる。便利な時代となった。

ただ、古い車に乗っている者には悩みが尽きない。ディーラーやフツーの修理工場に行くと、
「いや~部品が出てこないですね。」「新しいのに買い替えの方が安く済みますよ。」「溶接屋さんが渋っていて~・・。」
(・・・わかっているんだ。よくわかっているんだ・・・申し訳ない・・。)

自分は1988年製の四駆にずーっと乗ってきた。設計思想、耐久性、装備ETCが気に入って乗り続けてきた。仕事の現場入りに使い、趣味では狩猟にと、大活躍の昭和63年製だ。
残念ながらついに限界が来てしまった。酷使によるラダーフレームの腐食と電気系の崩壊・・もちろんボディーは錆だらけ穴だらけだ。
随分と手を加えた車だった。仕事の現場がロシア極東ということもあり、サスで4インチあげて、グリーサブルシャックル、ダブルカルダンに特注ナックルアーム、ステンメッシュ、ステアリングスタビ、シュノーケル・・。
40万キロ走った。断腸の思いで、入れ替えを決断した。
同じ車が欲しかった。探しに探してやっと見つけた。錆なし穴なしのグッドコンディション昭和63年製。
26年前の車だけどいまだに安くない値段がついてた・・・。(驚き)

そして、今度は2台の車のいいとこ取りニコイチ(2台を1台にする)作業が課題となった。
そんなことで、今回ホンマモンの技術屋さんとお知り合いになれた。
たまたま縁をいただいた修理屋さんだったが。スゴカッタ!
前後ホーシングからブレーキライン、デフロックラインを一式交換移植。ない部品は手作り!切った張ったはお手のもので26年物オンボロ(本来ならスクラップ)がまるで生まれ替わったように出来上がってきた。細部に至るまで全く妥協なし!職人仕事が光る一台となった。
 北海道の狩猟シーンでは車が非常に重要な道具だ。移動手段であることはもちろん、時に宿替わりであったり、シェルターだったりと山入りには欠かせない存在だ。そんな大事な道具のメンテはやっぱり信頼のおけるところにお願いしたい。
 
当該整備工場は札幌南区の奥ダ!いい仕事をする!
(代車にはスカラインGTがあてがわれた。3週間、息子たちは大喜びだった。)

  • 2014年06月06日(金)19時09分

札幌発! エゾシカ革バッグ&小物 ㈱24K 

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本日グランドオープンとなった㈱24K。事務所兼ショールームが中央区にお目見えだ。エゾシカ革にこだわってのユニークなバッグや小物類がアートとして、そして商品として展示されている。

南3条東2丁目。東向きのビルだ。二条市場の一角と言った方がわかりやすいかもしれない。「MUSEUM」の1階。毎日11:00~18:00。代表の高瀬季里子社長も金土日は居る。

エゾシカに拘っての作品作りは大変だったようだ。原皮の確保、収集、選別、本州の鞣業者への発送とそこからの仕入れ・・・。全部コーディネートして、その上での作品作りだ。
作品はすべて商品であり且つ100%北海道ブランドとしての主張がある。
北海道のハンターなら一品は持っていてもいいのでは。とお勧めする。
コインケース ¥4,000(税別)
キーホルダー ¥5,500(税別)
他にもペンケースや小物入れのポーチ、ブローチなんかもある。
代表作のバックなんかはかなり手が込んだ逸品だ。こちらはここ一番の勝負グッズと思う。

若い女社長。社会起業家として地域の課題を「宝」に変えようと孤軍奮闘している。ハンターだったらここは男気で応援したいものだ。あっ女気もOK !

(原皮の選別で苦労があるとのことだ。弾痕があるものやナイフで傷をつけたものが使えない・・・。ジビエもそうだけど、やっぱりヘッドショットとネックショットなんだな~。)

株式会社24K http://24kirico.com/ 

  • 2014年06月04日(水)06時37分

札幌の水瓶を訪ねて・・・

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朝から「護衛」の一日だった。
札幌市の水瓶に係る源流部の水量調査機器のメンテナンスに同行した。
・・偶然か、4月のGWに自然環境調査の護衛で辿ったルートとかなりかぶっていた。わずかひと月前は1m以上の雪が残りスノーモービルでの調査だったが、今回は全線が車でアクセスでき、本当に同じルートか?と思えるほどに様変わりしていた。

倒木がすごかった。作業道の随所に二重、三重に横たわり、覆いかぶさり、突き出て。さながらバリケードかゲートのようだった。
銃を持つより鋸を持ってる方が多かった一日だった。

数か所の当該機器メンテを巡り源流部近くまで車を進めたが、最終箇所へは到達できなかった。時間切れだった。今後はチェーンソーが必携だ。

昨年も同様の業務に同行させていただいたが、今回も勉強になった。
川の水位・水量計測機器。降雨量観測機器。降雪量観測機器が自然を損なわないようなデザインで目立たぬように建てられていた。つくりは頑丈でそれでいて佇まいはかなりかわいい。中身は最新鋭で太陽光発電に無線対応。街場にいながら計測結果がリアルタイムで把握できる。 う~ん!日本やるな。

熊は痕跡も気配もなかった・・・。いいことだ。

猟友会員は個人的な猟のほかに、有害鳥獣対策や護衛、巡視、警戒などの公益的なこともやっている。多くの皆様にご理解いただければ幸いである。

  • 2014年05月29日(木)06時50分

鹿スモークfrom 札幌市の南のかなり奥からダ・・。

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猟友からいただいた。
出来たばかりの「鹿スモーク 行者にんにくスペシャル」だ。

猟友は車両整備関係の仕事を営んでいる。今回たまたま車の整備を依頼に行った。
何故か事務所の入り口前に白煙を上げるペール缶があった・・?? ドアを開けると何とそこは整備工場事務所ではなく、食肉加工工場になっていた。
猟友と奥方が薪ストーブを挟んでシカ肉を縛っていた。

う~ん。やるな! 札幌の整備工場!やっぱり北海道のハンターはこうでなきゃ。

曰く・・
「有害駆除の獲物なんだ。」「1週間ソミュールに付け込んで、今日上げたんだ。」「今、筋膜はがして縛って外でスモークかけてる。」「今回のソミュールには、天然モンの行者にんにくを一緒に漬けこんでいる。完璧ダぞ。」「スモークの後は70℃で一時間のボイル。そして冷凍だ。」
「スネのスモークはスジが抜群の食感で味も最高だぞ!」
「みんな美味いって、言ってくれるから手抜けないんだ。」
「できたばかりだけど、一個持ってく?」

「ホントに!?やった~!ありがとうー!ウレシー!」という大変うれしい一日だった。

まだ、食していない。休みの日に朝からいいバーボンとエビスを準備して頂こうと思う。
・・獲って、バラして、加工する。そして保存。時々喰らう!・・どれをとっても楽しい。狩猟はいい!

(猟友の工場は、本当に札幌の奥ダ。敷地は広く周りに住宅もない。気候は冷涼でスモーク作りには最適な場所だ。将来、冷燻に走るかも・・・。ラジエーターはすでにある!会社の定款が一行増える日を待ちたい。)

  • 2014年05月27日(火)19時16分

支部事業 「レフェリー、スコアラー技術研修会」

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栗山国際で研修会が行われた。クレー大会時の審判と採点に関する人材の養成研修会だ。
ボランティア射手の方にご協力いただき、スキートとトラップ両競技で研修会が行われた。

まあ~、寒かった。朝が早いとはいえ5月とは思えない気温だった。ハウスの中ではストーブがたかれラウンドが終わる度にハウスに避難。そんな感じだった。

今年から全道大会が休止になった。それまで「猟友会ルール」なるローカルルールでレフェリーと採点が行われていたが今後はスタンダードなクレー射撃(射場)のルールとなる。とは言っても趣味の会の「猟友会」の射撃会である。
これからは初心者が参加しやすく、ベテランも楽しい親睦射撃大会の主旨で競技性を残しつつも「楽しみとしての射撃」を目指して趣味性の高いものとなりそうだ。

「まずは数撃って、当てて、射撃本来の楽しさを味わって。」の趣旨にて支部射撃会が継続されていく。会員のための事業である。多くの会員の参加に期待したい。

  • 2014年05月21日(水)18時31分

「新しい悦びを知った・・・」いけない人妻からの報告。

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前日から気合いが入っていた。
午前3時半に現場集合…今日は絶対に20時には寝るぞ!
逆算すれば1時に起きなければ間に合わない。努力したものの寝たのは23時半…。
睡眠不足は業務に影響があると思いつつ体調管理が出来ず、情けない…。しかし、不思議と緊張感で頭は冴えている。

 早めに集合場所のパーキングエリアに入る。気温4度、震えるような寒さの中4時より任務開始。私の班は環境調査員1名、四輪バギーの運転手3名、ハンター2名の合計6名だ。
バギーにて山奥へ行き、指定地で調査員とバギー運転手の護衛。止まっては調査、護衛の繰り返し。

 頭の中ではもしもの出没に備える。追い払いにせよ、発砲にせよ、不測の事態があれば一騎打ちの覚悟だ。常に出没に備え、彼らを守る為にはどこに誘導すべきか、またどこから発砲するか…寒さの中、震えながら周りを見渡す。

 移動のバギーは「1人乗り。」後部シートは無く、そこに運転手とハンターが無理やり乗る。(原付2ケツ状態)足を置くスペースも無く背中にはリュック、銃が覆いかぶさる。重い…
 バギーはいたるところ冠水状態の緩んだ雪道を行く。所どころ倒木で塞がれていたりする…そして登り、下りの繰り返し。バギーのトレッドは狭く悪路の作業道。足の置き場は無いし、背もたれ無し。つかまる所も無い。片側は大河川の本流がゴウゴウと音を立て流れる崖。・・当初歩きだと思っていたので軽装備。風を切る寒さは半端なし。
 振り落とされないよう必死で後部のポールに掴まる。だけどポールは細く…悪路では振動がモロに手にくる…痛い。感覚無くなる程。雪解けの泥水も跳ね上がり、冷たい・・。
銃の追い革がズレ、首にかかっても直せない…苦しい。シートは大股を開かないと座れない形状。太ももの筋肉とバランスを取る腹筋がなまら痛い…。

護衛は無事に完了しました。けれど私は…満身創痍。
防除隊員には体力、クマの知識が求められるのは分かっていたけれど、「痛みへの耐力」「泣かない忍耐力」が必要だとは思っていなかった。
かれこれ数日経つのに今だに腕がだるくて仕方ない。「華奢だから仕方ないのかなー!」多分、皆さん納得してくれると思う…。
・・無事に終わり、下山時の開放感はたまらない・・・いつにも増して。湿布の爽快感も、たまらない。(新たな悦びを知ることになった人妻でした~。)

  • 2014年05月19日(月)18時30分

ヒグマ対策「護衛」

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行政の正式な目的名は「生活環境に係る被害防止のため(調査員入林時の護衛)」と結構長いものとなる。当然北海道の許可を得ての活動だ。

今回も、前回と同じ発注者からの依頼により出動となった。
午前03:30集合。04:00現場、日の出とともに活動開始だ。調査地が複数のため二班が編成され四名の投入だった。一班二名はATV(四輪バギー)で原生林の奥地へ。3週間前に自分が投入された同一ルートだ。作業道は雪解けが進み、前回はスノーモービルだったが今回はATVとなった。(かなり大変だったようだ。詳報は別の機会に紹介したい。)

自分は、閉鎖登山道(旧道)ルート沿いの沢筋調査に同行した。ご一緒させていただいたのはベテラン中の大ベテランの大先輩カバチャン(おネエじゃないぞ)。猟歴50年超で春熊駆除の時代にはこのあたりでバンバン熊獲ってた本格派だ。当該地についてはコンサルや調査員より詳しく春熊駆除当時の記憶も鮮やかで沢筋、カッチ、山容、目に見えない裏山まで熟知していた。
実力派の先輩との山入りはとても心強く、そして何気ない一言や立ち居振る舞いが大変勉強になる。(言うなればマンツーマンだ。ありがとうございました。)

お天気が良かった。麗らかな春を感じながら鳥の声に癒され、雪解け水の沢音が心地よく緊張感の中にものんびりとした和やかさがあった。
「こんな護衛もあるんだな。」とちょっとお得気分の朝だった。 

これまでの護衛は測地調査が多かった。日の出から日没まで倒木あふれる沢筋の行ったり来たりや、全く人の手が入ったことのないような山中全面藪漕ぎ登下行・・・(一日で3㎏落ちる。かなりハードだ。)

前回に引き続き今回も新たな「護衛」を体験させていただいた。熊も出会わなかったし、無事完了できたし、午後からは仕事に戻れたし、大先輩のお話も聞けた。最高の一日だった。
(実戦経験豊富な先輩はそれだけで実践狩猟読本だ。足・腰・見切り、、ETC。ネットや本を手繰る必要はない。一緒に歩くだけで示唆に富んだ一言が残る。学ぶべきは人からだ!)