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  • 2013年04月09日(火)14時56分

24年度猟期も終猟した。 ちょっと寂しい・・・。しかし、ウレシイ出来事も。

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 今期(24年度)は出張が多く、出猟の機会が少なくちょっと心残りのシーズンだった。(まっ、仕事が忙しいということはありがたいことではある。ウ~ん複雑。)

 終猟間際に頂いた小鹿が今期最後の猟だった。いつものごとく半身を行きつけのバーに持ち込んだ。
 ★ハツの切り身のバター醤油。(写真奥) まるでハム!最高。
 ★レバーのニンニク醤油漬けオイスターソース炒め。(写真手前)うますぎ!言葉が無い。

 今期、出猟回数には恵まれなかったが歩留まりは良かった。そしていただいた獲物はすべて美味しく頂戴出来た。いい猟期だった。

 そして、今日うれしい出来事があった。
東京在住の方からメールを頂いた。「HPを見て、紹介されている店(TRASH)に出向いて鹿肉料理を頂いた。素敵な店の情報ありがとう!」だった。

 自分の個人的な猟が誰かにとっても有益であることがこんなにもうれしいものかと感慨深いものがあった。早速感謝のメールを返信させていただいた。

 「よ~し!次期もがんばるぞー。早く来い初雪!」そんな気分だ。

  • 2013年03月25日(月)12時31分

56日ぶりの出猟・・・。約ふた月だ、、、ッタク モウー!(心の叫び)

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 本当に久しぶりの出猟だ。過去に56日間出猟無しなどあり得なかった。
 今期は連続で仕事・出張・行事・義理掛けと見事に繰り返し繋がって、ため息ばかりで天を仰いでいた・・・。(もう少しで鉄砲の持ち方を忘れるところだった。)

 昨日は-6℃。お日様も力強くて暖かく、実にいいお天気だった。午前中に二頭の小鹿に恵まれた。
 斜面で若干の撃ち上げ。欲張って「二頭とも獲ったる!」の煩悩からか、二頭とも半矢にしてしまった。走られた。
 ただ、いいところに入っている感触はあったので、そう遠くないところで回収出来るな~と高を括ってもいた。
 立木の中を苦労して縫うように上がってみると二列の血痕が稜線を超えている。「まっ、近いな。」と追ったところ血痕が二手に分かれた。そして向かっている先はいずれも急峻な谷間・・・ため息交じりに天を仰いだ。

 二頭回収にヘロヘロになった。小鹿でよかった。本当に、、、。
 今期は解禁当初から何故か急峻な沢筋や谷間に縁がある。御蔭さまでずいぶんと健康になった。ありがたいことである。
(強靭な体を欲するあなた!狩猟始めてみませんか?)

  • 2013年03月22日(金)16時34分

 鳥料理とは何か!? コレダ! ベトナム編

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 昨日までベトナム出張だった。北の首都ハノイと南のホーチミン市。ベトナム・カンボジア国境のクチ郡を訪れた。
 
 ハノイでは鳥料理が勉強になった。
 =丸揚げだ!=
 鶏はもちろんのこと、【ハト】に【ウズラ】が道端の屋台で丸揚げになって売られていた。食べ方も豪快だ。老若男女問わず、手で持って頭からかぶりつく。(鳥の中には香味野菜が詰まっている。)骨ごと全部頂く。 
 「ガリ、バリ、ボキ。」と、日頃日本の食事風景ではおよそ聞きなれない音が響く。しっかり揚がっているので骨まで食べられるが、それでも歯と顎が相当丈夫でないとかなり苦戦する。(・・・驚いたかKFC!)

 鳥猟をされる方。是非お試しいただきたい。
 
 (写真右は日本でもおなじみの「焼き鳥」だ。かなりお上品な感じがする。何故かホッとする風景だった。)

  • 2013年03月14日(木)18時25分

「みなさん。おはようございます!お元気でしょうか?」(胆振のクマからご挨拶。)

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 「SKBを持つ女」さんから情報です。
 
 今日(3月12日)、10時頃山に行ったら熊の足跡ありました。少し早いお目見えです。
 山の中、鹿の残滓?(自然死?)に見事についてました。雪の中からほっくり返されて綺麗に食べられていましたね。
 足跡は新しく、朝に少し雪が降ったので雪がうっすら入ってましたが、朝方早くに出たようです。・・・昨日山入りした時にはなかったので。 ・・・例年よりも早いお目見え。
温暖化なのかはわかりませんが、春なんだなあ、と足跡を見て春を感じてました。


写真、送ります。
わたしの足は24くらいなんですが、靴下たくさん履くのでデカイ靴をはいています。
ソール長は30センチです。参考にして頂ければ、です。

=事務局=
 「SKBを持つ女」さん。情報ありがとうございます。今度は是非足跡の主の写真お願いします!

  • 2013年03月05日(火)18時09分

「 狩猟者への道程」 そして「喰う」 女性ハンターが語る。

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 今回で3回目の開講となる。
 今年も5月18日から毎週土曜日全6回の集中講座だ。「これからやってみようか」、「ちょっと興味ある」、「ライセンス取っては見たけれど・・。」そんな方にお勧め講座だ。是非受講を検討されたい。

 講師の本川あきよさん。人としてもたいへん面白い。ムッサイ親爺の話ではない。キラキラしてる!
 肉を獲り、菜園で作物を育て、自ら料理。楽しげな生活を実践している。人生を余すところなく完全有効活用!実に羨ましい。

 愛銃はSKB12番のオート。(ロングリコイルだぞ!しかもオープンサイト。)昭和の鉄砲撃ちしか知らないだろうなあ、北海道産業遺産に登録出来ると言っても過言ではない。北海道の鹿獲りではまず有り得ない・・・。(イヤ絶対居ない!と断言しよう。)

 まあ、なんにしても、そんな彼女のお話だ。かなり興味深い講座であることは間違いない!毎土の14:00~16:00の2時間だ。詳しいINFOはあらためて本HPの講座・講演・講習会情報にUPの予定だ。
 まずは予告まで。
https://chieria.slp.or.jp/seminar/catalog/product_info.php?cPath=42&products_id=1525

  • 2013年02月28日(木)15時47分

 肉料理とは何か? コレダ! 残滓なし!

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 タイ・ラオス国境にチョンメックという小さな小さな山村があり、先週そこの学校にお世話になった。

 夕食とお酒を御馳走になった。
 夕食には村の子ブタ一頭が振舞われた。当地では大変貴重なものである。ありがたい。

 写真中央:肉団子スープ。いや~、本当に美味かった。村のお母さんに作っていただいた。翌日の朝食はこのスープでショウガの千切りがタップリのったおかゆをいただいた。最高だった。

 写真右:食後の宴会用のつまみが男たちによって準備されていた。子ブタのホルモンである。小腸・大腸・腎臓が炭火であぶられていた。
 酒はもち米から作られた50度のスピリッツだった。

 当地では「残滓」など一切ない!骨は煮込まれて髄まで料理され、内臓も余すところなく、徹底的に命を頂戴する。(残るのは爪くらいか、、、。)
 ちょっと考えさせられた。(鹿ホルモンて、どうなんだろう・・・まだ経験がない、、。)

  • 2013年02月25日(月)16時52分

鹿の有効活用。ヒントはラオスにあった!

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昨日まで一週間ほど出張していた。

ラオスの首都ビエンチャンから南に750km程下ったジャンパスタという町だ。
うまいモンを見つけた。正真正銘のジビエだ。見習うべきことが多いと感じた。
 店の「佇まい」、商品の「打ち出し」そして「サイドメニュー」。

 写真左:ラオスの道の駅と言っていいだろう。おしゃれなカフェテラス様式でオープンな感じが開放感一杯で素晴らしい。なんといってもコストがかかっていなさそうだ。

 写真中央:上段が猪肉のジャーキー。下段の少し黒っぽいのが鹿だ。サトウキビの殻皮に結んで干してある。どちらもジビエだ。炭火で炙ってくれる。
聞いてみた。「養鹿や養猪はやらないのか?」
店主「そこらじゅうにうろうろしているのに何で養う必要がある!必要な時だけ山に行けばいい。」
「なるほど。」

罠猟が主体で銃は身の安全が確認出来る場合だけだそうだ。
聞いてみた。「逆じゃないのか?」
店主「何を言ってやがる!銃声が聞こえたらパクられるだろ。」

・・・・密猟モンだった・・・・。(社会主義において「身の安全」は深い理解が求められる。)

写真右:サイドメニューの「焼バナナ」だ。素材が甘くないので実に食べやすい。焼き芋と言ったらいいだろうか、バナナを食している感じではなかったな。

 北海道も少し考えたい。鹿の有効活用ではラオスに一日の長がある!

  • 2013年02月12日(火)15時58分

単独 or 忍び or 山泊まり。の方お気を付け下さい。

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 煙草を喫む方は比較的大丈夫な話かと思うが、それでもここ一番でこんなことが起きるとかなり慌てるかと思う。

 街場での出来事だった。昨日、100円ライターが突然壊れた。スライド式・圧電着火の巷「電子ライター」と呼ばれているものだ。これまでも圧電着火モンは時折システム自体が壊れることがあったので昔ながらのヤスリ式も常に持ち歩いていて実際には困らない。「煙草のみの常識」的感覚だ。 ただ今回のトラブルはかなり慌てた。圧電ボタンが折れて取れた・・・。生まれて初めての経験だった。もしこれが山の中で唯一の火だったら、、、。

 普段たばこを嗜むことがない人はお気をつけ願いたい。山入りに絶対欠かせない道具の一つに「火」がある。不測の事態に備えられたい。

 自分はヤスリ式と圧電着火、そしてマッチを複数持つ。ビニール袋に入れてお菓子やふりかけの乾燥材を入れてザックの雨蓋に一つ、上着のポケットに一つ必ず入れている。もちろん車のダッシュボードにも。

 冬山で万が一の際、火は絶対に不可欠だ。圧電モンはスライドではなく垂直ボタンのほうが良さそうだ。(濡れるとヤスリ式もマッチもダメ、圧電は時に壊れる。そしてガス残量が目視できる透明タイプはお約束だ!フェールセーフを常に考えたい。)

  • 2013年02月09日(土)12時46分

(続)(続)「獲った!バラした、喰った。」

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 行きつけのBARで共同猟の獲物をおいしく頂いた。
 時に共同猟では放血や冷却で荒っぽいことがあるものだが、今回はベテラン揃いであったことも幸いしてかモノが良かった。そしてもちろん料理の腕がものを言う。(BARの店主にしておくのは実に惜しい。だけどおかげでいつもうまいモンが食えてうまい酒が飲めるのも事実だ。)

 四品どれも秀逸な出来上がりだった。(ひと品目は前回情報で紹介済み。)

 ★背ロースの唐揚げ+内ヒレのカツ。(ウスターと辛味ケチャップの合わせソース)
 ★ウデ肉(前脚)ミンチの肉団子ミネストローネ土鍋仕立て。
 ★モモ肉しん玉ステーキ、黒コショウ焼。

 ロースト・揚げ・煮込み・焼。
一度に全部楽しめたのも、みんなと一緒だからに他ならない。自分たちで獲った鹿肉を酒の充てに猟の話や昔話、本当にいい時間だと思う。
 良い猟、良い処理、良い料理! 良い酒、良い仲間、良い話。・・・良い酔い~(ヨイヨイか~。)おやじギャグでした・・。

・・・いや~、だけどありがたい。好きな猟をやって、獲物をおいしく頂き、うまい酒が飲める。最高だなあ~。 
 いかがですか?一緒に幸せになりませんか!
 
(このBARの店主もかなり変わっている。ジビエにのみこだわり、養鹿物には全く関心が無い・・・。養鹿モンのほうが扱い易いだろうにと思うのだけど、、、。ある意味職人だな!出会いに感謝。)

  • 2013年02月08日(金)09時35分

(続)共同猟 「獲った!バラした。喰った!」

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 1月末に白石厚別部会+東部会で共同猟を行った。東の中村さんと地元猟友会のヒデさんのおかげで本当に楽しい共同猟となった。あらためて感謝したい。

 獲物も良かったしバラしも良かった。当然イイ肉が取れた。
 そこで共同猟参加の若手に声を掛けさせていただいた。
 「あん時の獲物で一杯やらんか~? 行きつけのBARで、鹿料理に飲み放題~。」
 「行くー!」
すぐ決まった。
 白厚から3人、東から3人。6人でビールにカクテル、バーボンにウイスキー、その他たくさん飲んだけど覚えてない・・。そして、料理は手の込んだ鹿肉料理4品がドッチャリ出た。(もちろん、100%ジビエであることは全員が知るところである。)
 
話が弾み、飲み放題90分なのに5時間近くいた・・・。店には申し訳ないことした。

いや~美味かった。★(写真右:背ロースとモモ肉のアロゼ、midium well。ソースは玉ねぎ、醤油、酢をベースに和風仕立てとし秘儀を隠し味にしてタップリとトッピング。)
その他メニューの詳細は次報で。