北の国だった。寒かった。最低気温が-40度で、先の東南アジア某国がプラス35度だったから気温差75℃。装備も真逆でTシャツからダウンジャケットだ。24時間で体調を含め準備するのが大変だった。
お役所の委託事業だったのでかなり頑張ったけどキツカッタ。
それでもハンターの自覚は忘れずに現地での昼食時間にハンティング関連のお店を訪問した。
当該店、看板には治安関連の制服屋さんとなっていたが長年の経験から多分何かあると思って入ってみた。
案の定あった。アウトドア関連だ。
二品購入した。伸縮式のショットグラスとナイフだ。
正式にはグラスではないが、ステンレス製で小さく圧縮してキーホルダーになる杯だ。スピリッツを飲るに適している。邦貨500円位だった。
ナイフは着脱式の四徳ナイフで面白そうだったので購入してみた。
鋸に、ナイフ3種のガットフック付きで完全に狩猟用だ。
自分的には実際に使うことはなさそうだが、面白狩猟グッズでいいかと思い買ってみた。
邦貨3,000円しなかった。
(店の品揃えには銃剣もあった。彼の国のアウトドアスポーツは治安・国防と同一線上にあるようだ。)
・・・ここ数年、冬になると仕事だ。
「俺の猟期を返せ~!」と叫びたくなるが、海外のハンティング事情に触れられることをメリットとして何とか辻褄を合わせている。
最近の自分の人生目標は「夢の年金生活者」だ。まだ二ケタの年数が残っている。遠いなあ~・・・。
東南アジア某国の山の中へ行ってた。携帯は通じるけどWifiが無いといった中途半端な現場だった。仕事をすると考えると一番困るシチュエーションだ。
そんな出張途上で射撃場を見つけたので覗いてみた。
レミントンのショットガンにライフル、自動小銃なんかがラインナップされていて「一弾倉幾ら。」のような射撃場だった。
ハンドガンもあった。45口径に357mag,38sp,etc…。
長物は日常なので、折角なので短いのを二つ試してみた。45オートと38リボルバーで25m。
結果は見ての通り・・・。狙ったところとは程遠く、的紙に入れるのが精いっぱい。
射場のアンちゃんは、ウマイウマイとほめてくれたが多分バカにされたんだろうなと思う。
結論!同じ装薬銃だけど長いのは当たる。道具としてOK! 短いのはロクなもんじゃない。
(・・・多分に負け惜しみが入っている。)
撃った感触はライフルの10分の一以下と思う。
片手で充分。リコイルは全く気にならない。「映画やTVで見る印象とはずいぶん違うなあ~、」「こんなもんか~。」で拍子抜け。そして頭の中で「これじゃ鹿は取れんなあ~。」と使い道が全く異なる道具なんだけどいつの間にか猟とリンクさせている自分が可笑しかった。
米国なんかではハンドガンハンティングなるジャンルがあるらしい。デカイ弾で「長銃身の短銃!?」 当たるのかな? ま、アメリカの話しだ。
そんなことより、猟期も残すところあと一月。的紙撃ってる場合じゃない。なんとか出猟回数を確保したい。
Barが料理屋になってしまった。
店主ついに一線を越えてしまったようだ。
カウンターにガスコンロがセットされ、小鉢にレンゲと七味。
そして厳かにドデカイ土鍋が置かれた・・・。
おしゃれなカフェバーが一瞬で小料理屋だ。
そしてその鍋のクオリティーは小料理屋をはるかに超越した割烹レベルであることに驚嘆させられた。
★人生で食した鍋の中で一番感動した!=味噌仕立て鹿鍋=
聞くに、作り方も材料も特殊なことはなにも無かった。ただ手順と下拵えには手間がかかっていた。二日がかりだ。
酔っぱらって忘れてしまったが、材料だけは覚えている。
調味料系:味噌・胡麻油・酒・味醂・醤油・醤油麹
食材野菜系:ゴボウ・生姜・ネギ・わさびな・レンコン・大根・油揚げ
肉:モモ肉・スネ肉・前足つみれ
スネ肉がプルップルの筋を抱えていて柔らかくプッチンの感覚でメチャウマ。
そして仕上げのトッピングがモモ肉の醤油麹漬けで、煮込んでも全く固くならずびっくり。
つみれは口の中でほどける感じのはかなさ感だ。
上品で滋味深く優雅。野趣は全く感じられない。多分、鹿肉と言われても「エッ?」と思わされるハズだ。
特に重要なのはスネ肉の下茹で、2時間。根菜の炒め、たくさんの生姜。油揚げ。だそうだ。
店主は今、〆で悩んでいる。(次回に期待したい。)
(写真左:PTOの下から画像)
(写真中:前後デフロックインジケーター。ATのセンターデフじゃないぞ!)
(写真右:シャーピン画像)
今や猟場へのアクセスは例外なく車であろうと推察する。・・・ま~遥か昔はバスや汽車に鉄砲持った爺がいたが遠い昔で田舎の話だ。
現代の猟場への足は車だ。それもRVとかSUVと言われる類と思う。
もちろん四駆でデカくて重い。全備で3tを優に超える。
これでハマると人力で何とかなる話じゃない。単独猟ならなおさらだ。
自分は前後デフロック、ウインチなしでの山入りは考えられない。特にウインチは最終兵器だ。
PTOだけれどもこれまで何とかなってきた。本当は電動の方が倍以上力があってスピーディーで操作も便利なんだけど、古い車なので純正PTOだ。
ご存じの通り、PTOは限界が低い。シングルラインだと1,5tまでと言われている。(ちなみに車両用の電動は3,6tだ。)
ダブルラインで引くのが定石だが、アンカーが遠かったり、寒かったり吹雪いたりで面倒がるとシングルでやってしまう。そしてシャーピンを切ってしまう。「あ~、ダブルにすればよかった~。」と臍をかむ。雪深く寒い中でのシャーピン交換は地獄だ。そもそもハマってウインチ掛けるのだからシャーピン交換で車の下に潜り込むこと自体大変な労力を要する。
結論。面倒がらずに定石を大事にしたいものだ。・・・(自分に言い聞かせるように)
ご同輩!ダブルラインとエクステンションロープ。そしてシャーピンは常に予備を準備されたい。
帰宅したらマスター巻も忘れずに!
狩猟って、結構面倒かも!?
神武天皇建国以来2677年。なかなかのモンである。
西暦(キリスト生誕紀元)より660年も古い。「どんなもんだい!」となんだか胸を張りたくなる。
今や日本も国境を越えて商売をする時代である。自分も海外業務では西暦を使っている。が、時折国内文書の時などはなんでキリスト紀元の西暦を使うのかと不思議に思うことがある。皇紀や元号は日本人としてのアイデンテティーの一つと思うのだが。
そんなことで国内向け文書ではできるだけ元号を使うように気を付けている。
皇紀も使ってみたいが、世の中なぜか「皇」の字に極度のアレルギーを持つ層が少なからずあり、余計な反感を買いそうなので街場の業務では控えざるを得ない。(う~ん。なんだかな~・・。)
昔の有名な戦闘機「0戦=零戦=レイ戦」は皇紀2600年の末尾0を採っての命名だそうだ。なかなかにカッコいい!
皇紀由来の型式名称となっている。日本製を全面に出したオンリーワンの名称だ。Made In Japanの代名詞的で世界に打って出るにはかなり良さげな感じがする。
今年だったら、「ミロク77式散弾銃」とか、「豊和77式ボルトアクション」とかになって、英語にしても「Shot Gun; Type77 MIROKU」とか「Type77 Bolt Act HOWA」なんかエエんでないかい!?
車も「日産七七式スカイラインGTR」とか「マツダRX-77式」とか面白いと思う。
自分の国の伝統や神話、そして香り高い文化を大事にしたい。
(鹿獲ってBarに届ける。連続したり、デカかったりすると店主もずるくなったのか助っ人を招請する・・・。)
「Wかな」に久々に会った。
Barの店主が「シカ肉やるからバラシに来い。」で呼んだとのことだ。
するとやるもんだ。もう一人プロの助っ人を引き連れての登場だ。
ま~、流れるような手さばき。
繊細でありながら思いきりもいい。どんどん精肉になっていく。
助っ人もさすがプロだ。二人であっという間にきれいなブロックをこさえた。
飲みながら、二人に話した。
「これ商売になるんじゃねえか~?」
「枝肉の抜骨、筋引き、部位ごとの精肉承ります。で札幌だったら需要有るような気がする。」
「年寄りは獲るだけでバラシ雑だし。若いモンは時間や場所が無い。」
「モモ一本いくらとか、ロース筋引き幾らとかで看板上げたらは?」
「缶詰やソーセージは業者有るけど、精肉加工承ります。は、まだないゾ!」
無責任な話をしてみた・・・。
さて、本日は獲れたてのヒレを焼いてもらった。もちろんウマイに決まっている。
=ヒレのたたき。=
内ヒレなので小ぶりだが、柔らかく淡泊ながらも実に上品なうま味。火の通し方が絶妙~!
わさび醤油と柚子胡椒醤油で頂いた。
日本人で良かった~。
もう~ほとんど刺身!だ。スッゲー美味かった。
内ヒレの喰い方の王道だな。これ以外の喰い方は無い!断言する。
ご同輩!鹿肉レシピ募集中。写真3枚とA4版1枚程度でよろしく。
12月に本コーナーで紹介させてもらった「NPO 北海道自然保護狩猟者連盟(略称:HRC)」のHPだ。
まだ、いくつか作業中のカテゴリーやコンテンツがあるようだが、組織の全体像や活動内容が掲載されている。
「認定鳥獣捕獲等事業者」の資格をもって、法人として様々な社会的要請にこたえられる組織となっているようだ。今後の活動と活躍、HPの充実に期待したい。
会員拡大も予定されている。
有害鳥獣対策により狩猟税の減免、免除はすでに実現し、将来的には更新時技能講習の免除等に関する会員向けサービスを充実させたいとして検討が行われている。
真に狩猟者団体が団体として取り組まなければならないことを課題と認識し、問題点を抽出。その上で適性手順を検討していく手法は素晴らしい。
グーグルで「北海道自然保護狩猟者連盟」と入力するとHITする。
当HPでも勝手にリンクさせてもらった。
今後も勉強させて頂こうと思う。
こってり、さっぱり、あっさり、さわやかで、それでいてうま味いっぱいだ。
(ちょっと取り乱している風だが本当に旨い!)
エゾシカとか、ジビエとか、自分で獲ったとか、そんなファクター関係なしに「お料理」として単純に旨い一皿となっている。
=レバのソテー=
世界一ウマイ!と思う。
レバと言えば多分ネガティブな印象をお持ちの方も居よう。舌触り、鼻に抜けるレバ特有のフレーバー等、自分も苦手な食材だった。
しか~し! 獲れたて新鮮、血抜き冷却が完璧なら、まるで厚揚げか焼き豆腐だ。
酒・みりん・醤油に生姜の漬けダレに一晩。サラダ油と胡麻油を1対1でフライパンに、粗挽き胡椒でソテー。調味料の決め手は山椒だそうだ。保証する!本当に旨い。
=ハツのロースト塩ネギ載せ。=
ハツに軽く塩をしてほんの少しロースト。切り身にしてたっぷりの刻みネギを載せて更に少し塩を振る。レモン絞って出来上がり。(本当にコレだけだそうだ。)
歯ごたえ、肉本来のうまみ、塩ネギとの相性の良さ、シンプルで上品。最高だ。
いや~、これはハンターとしてかなりなプレッシャーとなる二品だ。
射獲・放血・解体・冷却。すべてが適宜適切に行われていなければならない。どれ一つ欠けてもこの料理にはならない。(もちろん店でのさらなる血抜き臭み抜きは言うまでもない。)
喰いながら心の中で思った。「店主。もしかしたらこれ挑戦か!?」
・・・これからは銃構えたら余計な強張りが出そうで心配だ。震えるんじゃなかろうか・・・。バラシにかかっても緊張して手元が定まらないかもしれない。
危機一髪だった。
早朝、家から出て数百メートル走ったところでフロントから「コト・カタ・コト・カタ」と異音がした。
なんとなく嫌な予感がして止められるところを探し、スーパーの駐車場に入った。
降りてみてビックリだ。フロントのホイールが外れそうになっていた。
6個あるハブナットは一つもなく(写真のハブナットはレッカーのためにリアから移植したものだ)。ハブボルトも4本が根元からなかった・・・。
かろうじて2本のハブボルトとフリーホイールハブに引っかかってタイヤが支えられていたという状況だった。
あと10メートル走っていればタイヤは完全にはずれていたと思う。もし外れていたら・・・走行中に外れたタイヤはどこへ行く?車は?
完全に僥倖だった。宝クジには外れたけれど、タイヤは外れなかった。
幸運だった。いい年に成りそうだ。ご先祖様ありがとうございます。
・・・ただ、気になるのは原因だ。タイヤ交換は自分でやっている。エアコンプレッサーで取り付け、最後は自分の手で手締め。その後2~3日後に再度手締め。このルーティーンを欠かしたことが無い。
数百メートルでハブナット6個が無くなり、同時にハブボルト4本が切断はあまりに不自然な気がする。
ISのテロかもしれない。
始業前点検は運行者の義務だ。タイヤが外れて他損でも引き起こしたら大変なことになる。各位におかれては他山の石としてトルクレンチ1本ご用意いただき、増し締めを励行されたい。
これからも「ちょっとした違和感」に敏感になり、大事と考え素直になりたい。
今年の年頭にあたり、年末ジャンボに掛けて一言。「ハズれても、タイヤ外れず、当たりくじ。」
(昨日、山で雪にハマって2回ウインチをかけた。PTO(機械式)だ。2回目のことだ、たいしたこと無いハマり方だったのでシングルラインで引いたらあっさりシェアピンが折れた。ま、いつも予備をもっているので大事ではないが、なんか困惑・・・。ご同輩、山奥で単独の車両トラブルはかなり辛いものがある。日頃から想定と対策を講じられたい。)
自分は出猟すると、ボンズの時もあるが一日一頭みたいな感じが多い。(十二分に満足している。)
もちろん複数頭に恵まれる幸運なこともたまにあったりする。稀だ。
今回はその稀な複数頭に恵まれた。
が、ちょっと複雑な気持ちが湧き上がってしまった。精進が足りない。修養不足。を実感した一日となった。
午後一、いい感じで牝との出会いがあった。50m正面で一瞬のにらめっこ。
外しっこない距離をネックショットで即倒。「本日のノルマ達成。」で気持ちはいくぶん高揚していたと思う。目の端ではもう一頭の影を捉えていたが「走られた。」との認識で特段追おうとも思っていなかった。
弾倉を抜いて空薬莢を抜きポケットに入れる。ボルトを閉じてから弾倉を入れた。意識しないルーティーンだ。
倒れた牝に近づいて「良い牝だ。」と思った。その時ちょっと動くもう一頭が視界に入った。50mほど先の林間で佇んでいる。本能か条件反射かは分からないけど、すぐに静かにボルトを起こしてレティクルにネックを載せ躊躇なく引き金を引いた。「本日2頭目。」と独り言ちた。
2頭一緒に解体しようと小さい方を引きに行った。オスの小鹿だった。引きながら「親子だったんだな。母鹿から離れがたかったんだろうなあ~。」と、・・不覚にも非常に情緒的な部分に意識が引っ張られてしまった。
サンデーハンターではあるが猟野に入れば猟師である。くらいの気概で鉄砲をもっているのに・・・。
猟野では「猟師と獲物の関係。」として頭の中の整理を徹底している。今回、行為に迷いはないけれど結果に若干情緒が入り込んだことに自分が戸惑った。山の神様から「精進が足りないんでないか?」と言われた様な気がした。・・・歳とったのかな!?
・・だけど、たまにはそんなことに心が動かされるのも悪くはないだろうな、と整理もしてみた。一瞬だけど。(猟をやらなければ感じられない世界だろうなと思う。)